雑記

サンティアゴ、地下鉄の料金値上げによる暴動

三男
三男
ついに治安の悪化に火がついたヌイ!

先週の木曜日からサンティアゴの街中が地下鉄の料金値上げに対する反対運動ムード。学生をはじめとし暴動が起きています。現地の状況をこのブログでお伝えします。

今回の騒動の起爆剤

10/6(日)に地下鉄の料金が30ペソ、日本円で約5円程度の値上げがありました。

国民の平均所得は低いまま改善されず、毎日利用せざるを得ない公共交通機関の値上げを実行されたことが、生活費圧迫ということで多くの市民から全く賛同を得ておりません。

個人的な意見としては、サンティアゴ市内の交通網は改善されていっているので、きちんと説明をした上での料金値上げであればもう少し市民からも支持されたでしょう。

実際、年初には地下鉄の3号線と6号線が新しく開通されたし、環境対応のために老朽化していたバスも新たに導入されています。

長男
長男
少なくとも僕らの生活は快適になっているイスラ!
大統領から値上げの見送りが発表されています。

実はこれまでいろいろな分野における政府の対応に市民の不満が溜まっており、それが今回の値上げが引き金となり、爆発した様子です。

義理の父親からスペイン語で書かれた市民の不満を表した氷山のイメージを入手したので、日本語に直そうと思っていたら、ちょうど友人がTwitterですごくわかりやすいイメージをあげていたので、こちらでもご紹介したいと思います。

 

現在の地下鉄運行状況(2019/10/21)

本日19日(土)と20日(日)の2日間は全線で運休となっています。

運休の理由はインフラと駅構内のシステムが破壊されていることによって、乗客および従業員の安全確保が難しいことによります。

この運休を利用し全線の状態を確認し、安全に操業を開始できるように復旧作業を行うとのことです。

これらの作業が終了次第、21日(月)から通常に運行するか判断される予定です。21日(月)は一号線のPajaritos駅からLos Dominicos駅まで一部運行するようです。

次男
次男
怖いから絶対に乗らないラパ!

在チリ日本大使館からの安全情報内容(時間は現地時間)

10月20日(日)18時03分

  1. 地下鉄運賃の値上げに反対する抗議活動から派生した一部の抗議活動参加者による放火,略奪,治安部隊との衝突等が継続しています
  2. 首都圏州サンティアゴ市においては,20日(日)午後7時から21日(月)午前6時までの間,コンセプシオン市,バルパライソ市においては,20日(日)午後8時から21日(月)午前6時までの間,再び外出禁止令が発令されました。
  3. つきましては,不測の事態を避けるためにも同時間帯に外出することは絶対に避けてください。同時間帯に外出する場合は,基本は警察署が発給する外出許可証を携帯する必要があります。
  4. また,引き続き治安状況は不安定な様相を示していますので,最新の情報を入手しつつ細心の注意を払ってください。

10月20日(日)09時38分

  1. サンティアゴ市旧市街を中心に地下鉄運賃の値上げに反対する抗議活動が行われ,一部の抗議活動参加者が暴徒化し,放火,略奪,治安部隊との衝突等の暴動が継続しています。サンベルナルド区では,スーパーマーケットへの放火により3人が死亡する被害が発生しています。抗議活動は,地方にも拡大しており,バルパライソ市,コンセプシオン市,ランカグア市,コキンボ市,ラ・セレナ市においても緊急事態宣言が発令されました。
  2. つきましては,治安情勢に関する最新情報を入手し,不要不急の外出を控え,不測の事態に巻き込まれないようにしてください。抗議活動には決して近づかないよう細心の注意を払い,万が一,デモ隊や群衆に遭遇した場合には,直ちにその場から離れ,安全な場所へ避難してください。
  3. 被害を受けた場合,又は被害を受けた邦人の情報がある場合には,在チリ大使館までご連絡をいただきますようよろしくお願いいたします。

10月19日(土)20時47分

  1. 19日午後7時(当地時間),ピニェラ大統領は,市民の声に耳を傾けたとして,先に実施した地下鉄運賃の値上げを凍結する旨発表しました。
  2. 他方,サンティアゴ市および地方都市においても一部の抗議参加者による暴動・略奪が続いていることもあり,同日午後7時40分,緊急事態宣言の実施に責任を負っている軍のイトゥルビデ将軍から,19日(土)午後10時から20日(日)午前7時までの外出禁止令が発令されました。対象地域は,首都圏州サンティアゴ市,プエンテアルト区,サンベルナルド区,チャカブコ県となります。
  3. つきましては,不測の事態を避けるためにも同時間帯に外出することは絶対に避けてください。
  4. また,引き続き治安状況は不安定な様相を示していますので,最新の情報を入手しつつ細心の注意を払ってください。

10月19日(土)20時47分

  1. 10月18日に引き続き,19日もサンティアゴ市旧市街を中心に地下鉄運賃の値上げに反対する抗議活動が行われ、一部の抗議活動参加者が暴徒化し,放火,略奪、治安部隊との衝突等の暴動が継続しています。これにより,一部のスーパーやモールは閉鎖されています。地下鉄バケダノ駅付近のイタリア広場では投石する一部の抗議参加者に警察が催涙弾や放水で応じており,地下鉄エリサ・コレア駅,マクル駅及びサン・パブロ駅では放火がありました。首都圏に限られていた抗議活動は,南部のコンセプシオン市等にも広がっています。
  2. つきましては,治安情勢に関する最新情報を入手し,不要不急の外出を控え,不測の事態に巻き込まれないようにしてください。抗議活動には決して近づかないよう細心の注意を払い,万が一,デモ隊や群衆に遭遇した場合には,直ちにその場から離れ,安全な場所へ避難してください。
  3. 被害を受けた場合,又は被害を受けた邦人の情報がある場合には,在チリ大使館までご連絡をいただきますようよろしくお願いいたします。

10月19日(土)09時34分

  1. 10月18日(現地時間。以下同様),サンティアゴ市旧市街を中心に地下鉄運賃の値上げに反対する抗議活動が行われ、一部の抗議活動参加者が暴徒化し,放火,略奪,治安部隊との衝突等の暴動が発生しています。
  2. 10月19日,この暴動を受け,ピニェラ大統領は首都圏州サンティアゴ市,プエンテアルト区,サンベルナルド区,チャカブコ区で緊急事態宣言を発令する旨発表しました。
  3. つきましては,治安情勢に関する最新情報を入手し,不要不急の外出を控え,不測の事態に巻き込まれないようにしてください。抗議活動には決して近づかないよう細心の注意を払い,万が一,デモ隊や群衆に遭遇した場合には,直ちにその場から離れ,安全な場所へ避難してください。また,混乱に乗じた強盗や混乱を煽るようなフェイクニュース等も散見されていますので,併せて注意してください。
  4. 被害を受けた場合,又は被害を受けた邦人の情報がある場合には,在チリ大使館までご連絡をいただきますようよろしくお願いいたします。

10月18日(金)23時03分

  1. サンティアゴ市旧市街を中心に地下鉄料金の値上げに反対するデモと警察との間で衝突が続く中、治安状況が急激に悪化しています。18日午後には地下鉄バケダノ駅付近のイタリア広場でデモの過激な分子によりバスが放火されたり、投石する一部のデモ参加者に警察が催涙弾で応じています。また、リーデルのサンタロサ店で略奪があった他、地下鉄のトリニダッド駅では放火もありました。また、原因は不明ですが、Enelビルで火災が起きています。
  2. かかる状況に対して、政府は国家治安法を適用して取締を強化する意向です。またデモ隊が地下鉄駅構内に侵入するのを防ぐために地下鉄路線の一部は運行停止になっており、この週末、さらには来週にかけても停止が続く可能性もあります。
  3. ついては、テレビ、ラジオおよびネットを通じて最新の情報を収集するとともに外出においては危うい場所には近寄らないように細心の注意を払ってください。

10月18日(金)16時30分

  1. 地下鉄運賃値上げに対する学生の抗議デモが本日発生しました。その影響により,現在,サンティアゴ地下鉄1号線及び2号線が運休,地下鉄3号線コンチャリ駅,チャカブコ駅,カル・イ・カント駅,ウニベルシダ・デ・チレ駅,アルマグロ駅,ビジャ・フレイ駅,地下鉄4号線トバラバ駅,マクル駅,地下鉄6号線ロス・レオネス駅,フランクリン駅,ビオビオ駅が閉鎖となっており,地下鉄やバスが混雑し,一部の道路も渋滞している模様です。
    テレビ・ラジオ・ネット等から最新情報の入手に努め,安全に十分注意してください。
住 所 Ricardo Lyon 520, Providencia, Santiago, Chile
電 話 (+56-2)2232 -1807
URL http://www.cl.emb-japan.go.jp/index_j.htm

 

サンティアゴの被害状況(2019/10/19)

  • 半数以上の地下鉄の駅が放火、物損被害
  • バス数十台が全焼
  • 停車中のメトロ車輌が半焼
  • 電力会社ビル、スーパー、車の販売店などが焼き討ち被害
  • スーパーの物品窃盗多発
  • 2万戸以上で電気不通
  • サンティアゴ発の空の便が相次いでキャンセル
三男
三男
復旧にかなりのお金が必要だヌイ!

現在の対応状況

  • バス(Transantiago)も多くの路線で運休→21日(月)は大通りをメインに運行
  • 多くの学校は休校
  • スーパーや映画館も閉館
  • Uber, Cabify, DiDiなどの配車アプリサービス停止
  • 約9,500名の軍隊出動
長男
長男
二次災害でスーパー内で盗難も発生だイスラ!

上記の状況を受けて、Toque de Quedaという戒厳令(外出禁止令)が2日連続で出されました。サンティアゴだけではなく、バルパライソとコンセプシオンも発令の時間は異なりますが同様にToque de Quedaが出されていました。

1日目:22時から翌朝7時まで、2日目:19時から翌朝6時まで

次男
次男
外出の必要がある際は警察署でSalvoconductoという許可書を入手するラパ!

地下鉄の運営会社について

運営会社(通称:Metro S.A.)は1990年1月から操業を開始しており、2018年9月時点での株主はCORFO(65.79%)、チリ財務省(34.21%)となっています。現在の利用者数は1日約270万人、サンティアゴ住民3分の1程度の利用者数となっております。2018年度の税引前当期純損失は約175,724百万ペソ(計算が間違ってなければ約270億円ぐらい)となっています。

 

まとめ

  • 地下鉄の運賃値上げがきっかけでサンティアゴ市内で暴動
  • 今週末の地下鉄は休業、月曜日からは一部かな
  • 巻き込まれないように不要不急の外出は控える
  • 被害を受けた場合、また被害を受けた邦人に関する情報は大使館へ連絡

 

なんかすごいカオスな状態になっているサンティアゴ、もはやチリ全土です。一刻も早く収拾をつけてほしいと願いますが、とりあえず危害を加えている人々に制裁を与えてほしいというのが本心です。また早く元通りの美しいサンティアゴに戻って欲しいと願います。