僕は2014年4月から南米で生活をしておりますので、徐々に感覚がラティーノに近くなっているかもしれません。
その感覚の違いを強く感じるのが日本へ一時帰国した時です。
このブログでは5年間以上、南米で生活している日本人が一時帰国の時に感じた日本の特徴をお伝えいたします。
空港到着後に感じたこと
空港の運送屋店員さんの接客が日本の質を感じさせる
空港からスーツケースを送ったのですが、そこの店員の接客が神レベルでした。
サンティアゴでいつも突き放されてばかりの僕でしたので、少し優しく接していただけるだけで何かが崩れそうな思いでした。
日本はいちいち丁寧な接客が誇りです!
サービスに謎の信頼感
これも同じくスーツケースの配送を依頼した時のことですが、なんか信頼感があるんですよね。
結構大事なものが入っているスーツケースに別送品でワインボトル3本を送ってみました。
これがサンティアゴだとなぜかちゃんと届けられるかな?とかワインボトルの数が減らないかな?とか余計な心配をしてしまいます。
その心配が必要ないというだけでもの凄くストレスフリーなんです。
街に着いてから感じたこと
道で缶チューハイを呑んでいる日本人がなんかイケてる
平日の夕方、東京のある駅の近くで歩いていた時に缶チューハイを飲みながら移動しているサラリーマンに遭遇しました。
もちろんそれ自身がチリと比較して珍しいわけではないのですが、チリで見かける道端で安物の缶ビール飲んでいる輩と比べるとちょっと感じが異なります。
やっぱりスーツ姿だったからでしょうか。育ちの悪い感は出ていませんでした。
コンビニ以外にゴミ箱があらへん
日本ってコンビニ以外にゴミ箱なくないッスカ?!
コンビニで『たらこおにぎり』を買って、歩きながらおにぎりを頬張っていたんですよね。
もちろんゴミはポイ捨てではなくゴミ箱へ、っていう精神でおにぎりのゴミを持っていたんですが、なかなかゴミ箱にたどり着かないじゃないですか!
結局10分ぐらいコンビニが出現しなかったので、その間ずっとゴミ握りしめながら東京のど真ん中を歩いてしまいましたよ。
チリのサンティアゴで僕が生活している範囲では10ヤード間隔でゴミ箱が設置されています。
その割に道が綺麗なのはなんで?
道にゴミ箱ないくせにやたらと道が綺麗っていうのもビックリしたポイントですね。
本当に辺りを見渡しても鼻かみすら落ちていませんでした。
チリのサンティアゴもわりかしゴミが少ないという印象を持っていましたが、それを軽く越えて行きました。
ホテルのアメニティが豊富
日本のホテルの良いところはアメニティが豊富なところですよね。
チリやその他の国へ行くと日本のホテルほどアメニティは揃っていません。
例えば僕は男性なので髭剃りがあると大変助かるわけなんですが、アメリカ大陸ではあまり見かけません。
歯磨きや綿棒も必須ですが、こっちのホテルにはありません。本当シャンプー・リンス・ボディソープぐらいでしょうか。
けどプラスチックの利用が多い
ホテルのアメニティでもそうですが、いちいち包装されていますよね。
アメニティのヘアゴムや綿棒まで1本1本丁寧に包装されています。
ちょっとやりすぎな感じはあるし、今だと環境配慮を考慮すると日本はまだまだサービス重視な社会ですね。
和菓子なんかでも一つ一つ包まれているので高級感が出ています。
冬場に半袖着ていたら変な目で見られる
ちょっと周りと違うことをしていると目立つのが日本です。
空港に到着して大きなスーツケースや子供と一緒に動いていると冬でも相当暑くなってしまい、冬でも半袖で過ごしてしまうことがあります。
東京駅構内を半袖なんかで歩いていると凄く冷ややかな目で見られてしまいます。
人にはそれぞれ事情があるので放っておいて欲しいところではありますが、そういう風土なので仕方ありません。
店内ホンマあつすぎ
これは僕だけじゃなくて日本在住の日本人も口を揃えて言うことですが、なんでデパートとかの店内ってあんな暑いん?
その外の気温との寒暖差が体調を崩す原因なんちゃうん?と思うのですが、みなさんいかがでしょう?
そのせいで冬でも半袖にダウンという外国人かぶれなスタイルを余儀なくされるんですよね。純ジャパやのに。
コンビニの店員がやたらと冷たいんすけど
ローソンのレジ打ちをされていた中村さん、本当に冷たかったです。
こちらは訳ありで携帯のSIMカードを変えず、また街中のWiFiもうまく受信できず、宿泊先のホテルにたどり着けず路頭に迷っていました。
確実にその立ち寄ったローソンの近くに宿泊先のホテルがあるはずなのですが、対応する気がないのか、知らないと突き放す一方で僕の心は相当傷つきました。
他のレジの方達は外国国籍だったので敢えてレジの一番奥にいた日本国籍っぽい中村さんに聞いてみたのに、そんな冷たい対応をされるなんて思っていませんでした。
そのホテルが位置する地名の方角すら分からないと…
結局自力でたどり着きましたが、そのローソンから徒歩3分程度でした。。
絶対知っていたはず!笑
やっぱマスクは重症感出てるよ
ほんで冬場に日本へ行ったら風邪やインフルエンザの予防している律儀な日本人を見かけます。
これは久しぶりに見ると結構やばい。。僕の目には全員重症患者のように写って、なんかホラー映画でも見ているような気分になりました。
自分が勤めているサンティアゴの事務所ではゴリゴリ病気にかかっているのに、力を振り絞って事務所へ来る従業員がいます。
正直、超迷惑だから欠勤するかマスクつけてくれって思いますが。
電車で移動した時に感じたこと
便所のトイレがあるのはナイス
大抵、便意を催すのは長時間の通勤電車の中ですよね。
そんな時にサンティアゴのように地下鉄構内に公衆便所がないのは地獄です。
日本の駅構内には公衆便所がありますので、目に見えない安心感がございます。
綺麗な便所を利用させていただいて、サービス料も取られなくて最高でしょ!
電車の中、室内プールの匂い
日本でサラリーマンをしていた頃は田舎で暮らしていたので生意気にもVOLVOで出勤していました。
なのであまり通勤電車というものには馴染みがないのですが、先日一回チャレンジしてみました。
なんと電車の中がイトマンスイミングスクールの匂いがしました。
相当、湿気が高いんでしょう。
小学生が朝6時半に電車通学
結構なレベルで驚いたのが、早朝6時半に小学生が一人で電車に乗り込んできたことです。
チリのサンティアゴではぜっっったいに見かけない光景です。
こちらではだいたいそんな進学校に通わせている家庭はご自慢の高級車で送り迎えをしているはずです。
小さいな子供を一人で外出させるなんて絶対ありえないことです。
小学生に座るか聞いたら丁重に断られた
重たそうなランドセルを背負った小さな小学生に席を譲ってあげようと思って、おじさん勇気を出しました。
しかし大丈夫です、と丁重に断られたので周りからは出しゃばったおっさんのように見られましたよ。
小さな小学生にも事情があったのです。
後から3人の小学生が乗り込んできたから、みんなと一緒に立っておしゃべりをして登校するのが日課だったようですね。
しかし電車の中、暑すぎやろ
電車の中で座らせていただいていたのですが、ほんま立とうかと迷いました。
というのも、なんていうですか、あの座席の下から出てくる熱風。
暖房完備な車両は誇らしいですが、あれ相当あついよ。膝裏、凄く汗かいたよ!
東京メトロはんぱねぇ
まだまだサンティアゴメトロすら使いこなせないレベルの僕ですが、東京の路線図は絶句でした。
路線図を見るだけでめまいすら起こしそうでした。
今までサンティアゴは都会だと思っていましたが撤回させていただきます。
電車の手荷物置きがナイス
サンティアゴの地下鉄車両内にはて荷物を置くスペースがありません。
日本の電車には座席の頭上に棚があってそこに荷物を置けますよね。
意外と手がフリーになるという爽快感は普段感じることができないと思います。
もちろんチリで仮にそのようなスペースがあったとしても、盗難があるかもしれませんので気を許したらいけませんが。
セキュリティあまい(鞄に携帯、長財布)
いやぁ、本当に日本人のセキュリティくそ甘い!
電車の中でリュックサックのサイドポケット(外側)にiPhone入れてるんだもんな。
こんなんサンティアゴの地下鉄やったら即座に他人の物になっているでしょう。
そして高級ブランドの長財布をチラ見せする能力の高いこと。
一度サンティアゴ市内で何分もつか試してみたいものです。
駅構内で割り込みがない
電車に関する驚きが多すぎてそろそろ飽きてきているかもしれません。
が、駅のホームって例えば行き先なんかで待機場所が違うんですね。。。知らなかった。
サンティアゴの地下鉄でも一応列らしきものはあるんです。
でも降りる人を優先しないし、ゴリゴリと割り込みなんかもあります。
その点、日本はお行儀が良い民族だということを再認識いたしました。
背もたれ倒すのに一礼
飛行機でも新幹線でも後ろの人に気をつかって、背もたれを倒すときに一礼する人は手を挙げてください。
多分9割近くの日本人がそうすると思います。
ここサンティアゴやその他の国なら、急に前の背もたれが自分の鼻の下まで来ることなんかざらにありまっせ。
そんなんで驚いたり、怒ったりしてはあきまへん!
僕は後ろの人が乗車してくる前に背もたれを倒しておく派です。
新幹線車内は喫煙可能で飲酒可能
新幹線車内や特急列車でいまだに喫煙車や喫煙ルームがあることに驚きました。
間違って喫煙車なんて選んだ日には生きた心地がしないでしょうね。
飲酒もできちゃうんですよね。
ハートが小さい僕は隣に結構美しい方がいらっしゃったので、アルコール臭くないかな?なんて気にかけながら、つまみと一緒に関西まで3時間の旅を楽しんでしまいましたよ。
サンティアゴではまず新幹線や特急という存在すらないけど、流石に車内でタバコを吸ったり、酒飲んだりする輩はいないので久々に利用すると違和感を感じました。
いかがでしたでしょうか?
普段当たり前のことが海外で少し生活をすると当たり前じゃなくなってきます。
日本の良いところも悪いところも見えてきますので、視野が広がるなぁという実感がわきます。
ぜひ皆様も海外旅行や海外生活で気がついたことがあれば教えてください!
それでは今日はこの辺りで、チャオ♪