本記事の内容
- 小切手の使う機会と使い方を学ぶ
- 使ったらお金の動きは確認しておく
本記事の信頼性
- 南米チリ在住6年目の純日本人男性
- チリ人女性と国際結婚、1児のパパ
- 企業戦士を支える立場で絶賛活動中
- 絶望から這い上がろうと日々奮闘中
小切手を使う機会
日本にいるとあまり小切手を使う機会がありませんよね。
自分も営業時代に町工場のおじちゃんから五十日に預かる時ぐらいですかね。
千万単位の小切手を鞄の中に入れて移動していたことを思い出しました。
チリでは個人の場合、【マンションの共益費の支払い】や【引っ越し作業をする時の保証金】で使う場合があります。
法人の場合は僕が日本で受け取っていたように、業者への支払い方法の一つとして残っている会社もあります。
小切手の使い方
まず小切手の振り出し方には3種類あることを覚えておきましょう。
cheque al portador:持参人への支払い
cheque a la orden:指図式の支払い
cheque nominativo:名宛人への支払い
支払いが行われる条件が異なってきますので、注意が必要です。
小切手の役割は、支払い人から銀行に指図を行うことです。
銀行はその小切手に書かれている指図の内容に従って、支払いを行うことが必要となってきます。
日付が先の日付であったとしても、小切手が提示された日に支払いが行われることに注意しましょう。従って、小切手を切る側の人は、支払い金額をカバーできるほど十分に残高が残っているか確認しておく必要があります。
過去の日付の場合は、法律やCMF(Comisión para el Mercado Financiero)の規則によって、有効期間が定められております。
3種類の振り出し方がありますが、使う小切手は同じです。
小切手の書き方によって、使われ方が異なりますので確認していきましょう。
Cheque al Portador
この形式は銀行に持って行った人なら誰にでも支払いを行ってくれるものとなります。
小切手にこの “al Portador” という表記がありますので、その表記に線を引かないことで適用されます。
Cheque a la Orden
先ほどの “al Portador” に線を引くことでどうなるのでしょうか?
その場合は、”páguese a la orden de” という表記があるところに記載されている者に対して支払いが行われます。
ただし、そこに記載されている者は別の人間に渡すことができます。
その時にはきちんと裏書き譲渡されていることが条件となります。
Cheque Nominativo
“a la orden de” や “a portador” を両方とも消すことで、Cheque Nominativo ということになります。そうすることで支払いは小切手に記載されている人にしか支払えません。
ここからは全部に共通することです。
Cheque Cruzado
これを使うときは、支払い方法が現金ではなく、口座振込みを希望する場合に使います。その場合には小切手をほぼ縦に2本の線を入れてあげます。一回線を入れてしまうと取り消せないことも特徴です。
小切手を使う時には小切手帳に記録するページがあるので記帳しておきましょうね。毎月発行される方は特につけておかないと、どの小切手が引き落とされたのか分からなくなってきます。
後、文字で書いた数字の余白は線を引いておくことで、足される心配もありませんね。
まとめ
本記事のまとめ
- 3種類の小切手でセキュリティが異なり、Nominativoがセキュリティ高い
- Cruzadoで現金でなく口座振込みのみと制限する
- 小切手帳はこまめに記帳して管理しよう
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