僕は日本をまだ見捨てたわけではないので、チリに永住を決めたわけではございません。
なので、チリペソが急に不要になることもあります。
しかし、このチリにおける政情不安でチリペソがどんどん安くなって、1ドル818ペソと過去最安値の快進撃をこの1ヶ月の間で見せております。
こんなことですら現地社員の悩みになってしまうのです。
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支払い通貨が現地通貨
現地社員だと毎月の給料は問答無用で現地通貨払いです。
チリだとチリペソですが、当然チリで生活しているのでチリペソは普通に必要になります。これが会社にもよりますが、駐在員だとドル払いのところが多いのではないでしょうか。
ちなみに僕は毎月チリペソで家計簿をつけています。
月の給料の残高が自分の資産の部「現金及び預金」の欄に加わるのですが、そこはドルに換算しています。
実はほとんど余らないのですが笑、もし仮に300,000ペソ余ったとします。
今年の2月であれば、為替レートが1ドル650ペソ程度だったので、約460ドルが加算されておりました。それが今であればなんと為替レートが1ドル818ペソなので、約366ドル程度となり、なんとドル換算にすると100ドルも違ってきます。
同じチリペソを持っていても、ドル換算にすると約25%も価値が下がっているんです。
今年1年のチャートはこのようになっており、ボラティリィが激しくなっています。
(*Bloomberg参照)
ちなみに直近5年だと下記のようなチャートとなっています。
2015年と2018年前半がペソ高だったのですが、それ以降ドル高が続いています。
現地で永住を決めてて、海外にもほとんど行かないぜ!
という方であれば、さほど影響はないでしょうが、
ミスター・ワールドワイドJrになってやる!
と昔から言っている僕にとっては死活問題です。
その他南米の通貨たち
と、チリは今般の社会問題がきっかけでドルが急騰しているわけですが、その他の南米主要諸国の通貨は一体どうなっているのでしょうか?
ブラジル(通貨:レアル)
今年最高値:3.64
今年最安値:4.26
直近5年最高値:2.58
直近5年最安値:4.26
アルゼンチン(通貨:アルゼンチンペソ)
今年最高値:36.52
今年最安値:59.79
直近5年最高値:8.55
直近5年最安値:59.79
ペルー(通貨:ソル)
今年最高値:3.28
今年最安値:3.40
直近5年最高値:2.97
直近5年最安値:3.52
ボリビア(通貨:ボリビアンボリビアーノ)
パラグアイ(通貨:通貨:グアラニー)
今年最高値:5,960.50
今年最安値:6,473.50
直近5年最高値:4,682.50
直近5年最安値:6,473.50
ウルグアイ(通貨:ウルグアイペソ)
今年最高値:32.41
今年最安値:38.03
直近5年最高値:24.31
直近5年最安値:38.03
コロンビア(通貨:コロンビアペソ)
今年最高値:3,071.47
今年最安値:3,509.09
直近5年最高値:2,355.02
直近5年最安値:3,509.09
エクアドル(通貨:米ドル)
自分の無知さに呆れそうになりますが、なんとエクアドルでは紙幣のみ米ドルが国の通貨になっているようです。硬貨はエクアドル国内専用みたいで、国外では使用不可とのことです。
参考情報:地球の歩き方
ベネズエラ(通貨:ベネズエラボリバル)
今年最高値:637.38
今年最安値:35,426.27
いかがでしたでしょうか?
南米各国に住んでいる方も僕と同じようなタイプの方(ミスターワールドワイドJrを目指すような方)であれば、きっと通貨の価値が不安定なことにもがき苦しんでいることもあると思います。
ドルが少しでも安くなってくれないと輸入品をチリペソで支払うような消費は控えてしまいそうです。
というか、絶対に控えます。
僕は日本のアマゾンや日本のサービスをドル建てチリペソ払いで購入することが多いのですが、残念ながら落ち着くまでは買い控えしなければなりません。
それでは今日はこの辺りで!