現在チリでは全土で抗議活動が継続されております。約1週間ぐらい続いており、多くの会社は従業員が安全を確保しつつ、スムーズに自宅に到着できるように配慮しております。先日17時頃に自宅付近を歩いていると目の前から歩いてくるオジサン(若干顔が赤い)に急に握手を求められました。
ここでいきなり質問ですが、あなたならどう対応しますか?
結論から申し上げると軽く会釈をして、その場を通り過ぎましょう!
実は僕は2014年にアスンシオン郊外の町で2週間ほど生活していました。ある日の正午に当時の住居付近を散歩していると同じようなシーンに遭遇したことがあるのです。
握手を求められたので、気の弱い僕は訳も分からずに握手をしてしまったんですね。握手したのが最後、その男は力いっぱい僕の手を握って、一向に離そうとしないのです。
当時の僕はあまりスペイン語も分からなかったのですが、唯一分かったのは
これ、ぼくちん恐喝されてるパターンやん。
ということでした。
どうやら真っ昼間からお酒が入っていたようで、
ワイン買いたいけど、銭たりひんから兄ちゃんちょっと金貸してくれや。
とお金を要求されていたのですね。
南米での危機管理では当然のこととなっているのですが、恐喝にあった時に抵抗することは御法度です!
恐喝にあった時は要求されている所持品の全てを捧げましょう。
これに少しでも抵抗する態度を示したりすると、ちょっとまずいことになる可能性があります。
その時は金銭を複数の場所に分散させていたので、まずは一番ダメージの少ない小銭たちを手渡しました。
その男は勘定し始めたのですが、どうやら(紙パックの)ワインを購入するほど十分な金額ではなかったようで、若干キレ気味で追加要求されました。
仕方ないので20,000グアラニー(日本円で約330円)を渡して解放いただきました。
南米に足を踏み入れたばかりの洗礼だったのですが、抵抗だけは絶対にいけません。
当時はコンタクトスポーツを引退したばかりだったので、気持ちもカラダも強かったので懲らしめてやりたいと思ったのですが、南米へ来る前の導入教育がしっかりとカラダに染みついていましたので感情を抑えることができました。
というわけで、先日サンティアゴの道を歩いている時に顔がほんのり赤いオジサンに握手を求められたのですが、この経験があったので軽く会釈して通り過ぎることにしました。
実は握手を求められてから、この判断を取るまでに0.5秒ぐらいしか時間がありません。なので、最初から取る行動パターンを頭に叩き込んでおく必要があります。
僕らは握手を求められるほど知名度が高くありませんし、無視をしても悪評を買うことはありませんのでご心配なく。
何度も言いますが金銭をすでに要求されてしまってたら大人しくお渡ししましょうね!
ポイント
- 現金は分散させて所持しておく!
- 知らない人の握手には応えない方が無難!
- 恐喝にあった場合は所持品を渡す!
- 自分の取る行動をイメージしておく!
南米は危ないというイメージがありますが、僕は南米生活5年間程度ですけれども、恐喝にあったのはアスンシオンでの1回だけです。やはり旅行者と分かりやすい格好をしていると狙われる確率は上がると思います。日本と治安を比較するともちろん危ないと思いますので、特に身の回り品には注意してくださいね!
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