ここ数ヶ月間、自分の人生において「気持ちの迷い」が生じていました。まだ吹っ切れたわけじゃないけど、やや体勢を立て直しつつあります。
笑顔で「海外生活で順風満帆にやってます!」って言えるのが理想的だけど、そう簡単にはいかないですよね。誰から強制されて海外で生活をしているわけではなく、自分で決めて、自分が歩んでいる道。
当然、迷いが生じるのも無理がないかなと。
では、なぜ迷いが生じたのか?
なぜ、このタイミングなのか?
不思議なことに迷っているときは、こんなことを悠長に考えれないんですよね。一刻も早く、解決策を見つけて、この泥沼から抜け出したい。そういう想いでいっぱいでした。ジタバタすればするほど、底に沈んでいくという感触を幻想的に味わいました。
迷いの正体、それは「先行きのない自分の将来」です。
20代後半に思い切って日本の外に出たのはいいものの、当時は後先のことを考えていませんでした。無理もないですよね。30代後半になった今でも「これから先」のことなんて、ちっぽけも分からないのですから。
でも持ち前のガッツで、これまでの苦しい海外生活を乗り越え、楽しい生活に変えることができました。でも突然襲ってくる不安。
このままでいいのか?!と。
モアイの文章を目にしてくれている方のたった一人でもいいので、ご自身の将来について悩んでいる方に参考になればと思い、この記事を書いています。
僕は何の取り柄もない普通の日本人。チリ人女性と国際結婚をして、子供が一人。英語もスペイン語も正直胸を張れるレベルでもないです。自分と同じような境遇の方はおそらく少ないでしょう。
でもこれから海外に出たい!
と思う人は多いはず。
ただそういった方を脅す訳じゃなく、なんの変哲もない日本人が海外に出た後、「どんな心境になるのか」をお伝えしたいだけなので、その辺りは前もってご理解いただければと。
それぞれ置かれている状況が異なると思うので、あくまで参考程度に。
やはり迷いの中心にあるものは「経済面」です。日本から駐在員として働くこととは異なり、大半のケースは圧倒的に条件が悪いと思われます。それが日系企業で働こうが、その国のローカル企業で働こうが。多分、日系企業で働くことができれば、ローカル企業よりかは待遇が少しは良いはず。
「生きていくことさえできればそれで十分だ」という方もいるでしょう。
ただモアイは異なりました…。
もっとお金が欲しい。もっと経済的に豊かになって、家族に負担をかけたくないという気持ちが強いからです。
それに「成長」と「承認欲求」が加わります。もっとを上を目指したいと。もっと俺を褒めてくれと。スラムダンクで言えば「福ちゃん」みたいなタイプですね。
「もっとこの国際的な場で活躍したい」
「コアビジネスに携わりたい」
そういった気持ちが高まってしまったのです。
上記2つの欲望を今の状態で満たすことができるのか?
その答えは「ノー」だと思います。今の自分の実力や所属する組織だと、この位置が限界だということに気がついたからです。これ以上、頑張っても現状維持が精一杯。
どうすれば現状打破できるのか?
こう考えるようになったのです。
実際、転職活動も少し視野に入れてみました。しかし、自分の想像していたよりも状況は悪そうです。
年齢的なものもあるでしょうし、なによりも大きな理由が自分に「専門性」がないこと。敏腕営業マンでもなければ、数字の分析に長ける経理屋でもない。専門的な技術なんてさっぱり。
いわゆる全て中途半端なジェネラリストなんですよね。
そしてそんな30代後半で中途半端なジェネラリストなんて、どこの企業も欲しがらない。これが明らかになって、「迷い」というか、もはや「お先真っ暗」な状態になっていた訳です。
皆さんご存知の通り、モアイのブログを運営しています。わかる人にはわかると思うのですが、収益性のないブログです。
これも「いつかは花が咲けば嬉しいな」と思っているのですが、そう簡単に結果なんて出ないんですよ。もちろんこれからも細々と続けますけどね。
つまり、本業でも先が見えず、ブログでもパッとしない。本当、昔からそうなんですけど、そこそこ何でもできるのに、何してもトップに立てないんですよね。
正直、そんな自分に嫌気がさしてます。
モアイは一人で生きているわけではなく、家族と一緒に生活しています。なので、悩みのタネって自分だけの問題でもないんですよね。妻のことに、息子のこと。
最近、ツイッターでも投稿したのですが、チリの治安が悪化しています。南米の中でも比較的治安の良い国で住みやすかったチリ。
でもそれが移民の増加に、コロナによる景気後退などで、どんどん貧しい層が増えています。普通に車を運転していて、若者の集団に囲まれて車を盗まれる。下手したら後部座席のチャイルドシートに座っている子供ごと。
そんな危険が隣り合わせの生活は、さすがに誰でも嫌ですよね。
一児の父として、参考になる。外国でこんな状況に遭遇したら冷静に対応できるか?自分の息子に怖い思いをして欲しくない。さぁ日本に帰る準備でもするかな…。 https://t.co/doGSnMtLmO
— モアイ🇨🇱🗿グローバルに生きる! (@MACLKO) August 4, 2022
なので妻には「安全な日本に行こうよ」と言われ続けています。「行きたいんだけど、そう簡単にはいかんのよ…」と回答するしかなく、期待にこたえてあげられません。
じゃあ仮に日本で生活するとしたら?
順風満帆な生活が送れるのか?
多分、また苦しい生活が待っていると思います。なので、なかなか踏み出せないんですよね。
モアイの息子は僕の日本語をちょっと理解できるけど、流暢に話せません。英語なんてもってのほか。チリでモンテッソーリの教育方針をもった学校に行ってるので、日本の公立小学校に馴染めるのか?
正直、難しそうですよね。自分にはハーフの同級生はいなかったので言い切ることはできませんが、やっぱり一見変わってるのでイジメの対象になるのではないか?など、心配は尽きません。ましてや、こっちの学校でも上手に付き合えてるかも怪しいくらいなのに。
やっぱり幼稚園のときに、パンデミックで隔離生活を余儀なくされたのは彼にとって影響したと思います。
そうなんです。実はこういった自分の経済力や家族からのプレッシャー、「モアイ家にとってベストな選択は何なのか」ということを考えまくっていたのです。
結論ですか?
結論なんて出ていません。しばらくは現状維持です。モアイの家族には申し訳ないんだけどね。なにも確約がない状態で、リスクが大きい行動は取りたくありません。独り身だった昔とは違うので。
それではどうやって、メンタル的に負の状態を抜け出したのか?
それは「目の前のことに打ち込む」ことです。これまで、がむしゃらに手を動かしてきました。ところが少し前に、今まで動いていた手を休める期間ができてしまったのが始まりでした。
そのタイミングで正解にありつけないことを考えるようになったのです。考えれば考えるほど、「今やっていることは正しいのか?」と自問自答するようになり、その機会が多くなるたびに沈んでいく。その繰り返し。
でも、ある方に「モアイの立場ならどうするか?」と尋ねたら、「考える時間を作らないくらい働くね」と回答していただけました。その回答を聞いたときには「全然回答になってねー!」と思ったのですが、よくよく考えると歯車が回っていたときは「がむしゃらに働きまくってた」ことを思い出したのです。
だから自分の将来にとってベストな戦略は「余計な心配をせずに働きまくる」なのかなと。そう思ったら吹っ切れました。今ジタバタしても良い結果は出ない。
やれることを粛々とやるのみ。
もし自分がもう一度やり直せるなら…。若い時に自分の強みになる専門性を磨くと思います。なんでも良いでしょう。ただその分野でトップレベルの知識と経験があれば言うことなしです。
例えば、会計士だったとしたら。当然国によっても法律が異なってくるので、一筋縄ではいきません。ただし、ベースの知識があるので、新たに勉強するにしても効率がいいでしょう。違う会社で勤務することになっても、同じ制度のもとで前職の経験が活きたりします。
エンジニアなんていうのも良いでしょうね。営業マンはしんどいと思います。まず語学力の問題もありますし、扱う商材が違うとゼロからのスタート感も否めません。
会社勤め前提の話をしましたが、ラーメン屋でもいいし、引っ越し屋さんでもいいし、庭師なんかでも良いと思います。何か一流のスキルと経験があればね。もちろんその能力さえあれば、こういったスキルを使って海外でビジネスを展開するのもいいでしょう。
あとは現地の言語と英語をどれだけ使いこなせるか。
「専門性」×「語学力」
この掛け合わせが重要なんだと再認識した次第です。これから海外出る方にメッセージを送るとすれば、日本にいる間に、目の前のことに真剣に取り組みつつ、「専門性を高める」という意識は常に持っておいた方が良いでしょう。
ただ海外に出るのも気合いが必要です。あまり心配しすぎると臆病になり、外に一歩も踏み出せなくなるので、自分が「今だ!」と思ったら思い切りも必要です。
以上、海外生活9年目で抱えているジレンマのご紹介でした。
冒頭にも記載した通り、人それぞれ条件が異なります。独り身の方は同じような悩みを持っていない可能性もあるし、家族がいても海外生活を謳歌している方さえいるでしょう。色々なパターンがあることを知る。それも海外生活の中で重要なマインドセットになります。
皆さんが抱えている悩みをぜひコメント欄で教えてくださいね!
素敵な記事で胸を打たれました。
ありがとうございました。
小生、鍼灸師として成功しようと決心し、つい先日チリへやって来ました。
専門性×語学力のくだりに納得です。
お互い頑張りましょう!
Joan さん、コメントをいただきありがとうございます!お返事が遅くなってごめんなさい。鍼灸師なんですね。先日、京都にお住まいの方から鍼灸師の方がいらっしゃると伺ったので、おそらく Joan さんのことを仰っていたのだと思います!よろしくです♪