語学学習を進めていくと必ずぶち当たる大きな壁があります。
皆さんにとって大きな壁とは何でしょうか?
多くのスペイン語学習者がぶち当たる大きな壁の1つは「知らない単語との巡り合わせ」でしょう。
ニュース記事を読んでいても必ずと言っていいほど、知らない単語が出現してきます。
もちろん時間の余裕があれば、「辞書で確認」します。
が、しかし我々の生活はある意味、時間との勝負が常につきまとってきます。
そんな時のために「prefijos(接頭辞)」を学んでおきましょう!
- 接頭辞から単語の意味をイメージすることができる
- スペイン語だけでなく、その他ラテン系の外国語や英語の単語にも応用できる
Contents
接頭辞 〜アルファベット順〜
ここでは僕が使っている辞書に載っている接頭語をアルファベット順にご紹介したいと思います。
いますぐに頻出接頭辞を見せろという方は目次でクリックをしていただくか、以下のリンクをクリックしていただければこの章はスキップしていただけます。
a –
方向・傾き
afrancesado フランスかぶれの
achinado 中国人のような
他動詞化(+ 名詞または形容詞)
alargar 長くする largoという形容詞に a をつけて動詞になっています
否定・分離
anormal 異常な
normal(正常な)という形容詞に a をつけて対義語になっています
近接・付加
acercar 近づける
非・無
asimétrico 非対称的な
ab –
否定・分離
abdicar 退位する
abs –
否定・分離
abstracto 抽象的な
ad –
近接・付加
adjunto 付随の
adhesivo 接着剤
admirar 讃える
aero –
空気、航空
aeronave 飛行船
aeronáutico 航空の
an –
非・無
analfabeto 無学文盲の
anfi –
両・周囲
anfibios 水陸両生の
anfiteatro 円形競技場
ante –
前・先
anteayer 一昨日
昨日の前だから、一昨日となります。
anteponer 前に置く
anti –
反対
antisocial 反社会的な
anticolonialismo 反植民地主義
archi –
優越
archiduque 大公
arci –
優越
arcipreste 首席司祭
arz –
優越
arzobispo 大司教
auto –
自
automóvil 自動車
autonomía 自治体
bi –
二・重
bicicleta 自転車
bis – / biz –
二・重
bisnieto ひ孫
cente –
百
centenario 100年祭
centi –
百・百分の1
centímetro センチメートル
circun – / circum –
周囲
circunstancia 環境
con –
共同・共通
condiscípulo 同級生
contra –
反対
contraataque 逆襲
contradecir 反論する
de –
無・反対
devolver 返す
deca –
十
decasílabo 10音節の
deci –
十分の1
decilitro デシリットル
des –
無・反対
desorden 無秩序
desencuentro 行き違い
di –
分離・非
disolver 溶かす
dis –
分離・非
disgusto 不快
electro –
電気
electromagnético 電磁気の
en – / em –
中
envolver 包む
embarcar 船に積む
他動詞化(+名詞・形容詞)
〜にする、〜ならしめる
enriquecer 富ませる
entre –
中間・混交
entresuelo 中2階
entrevista 会見
entrelazar 編む
epi –
上・表面
epidérmico 表皮の
equi –
均等
equilibrio 均衡
equivalente 等しい
es –
外・除去
escapar 逃げる
ex –
外・除去
exportar 輸出する
extra –
範囲外
extraoficial 非公式の
extraterrestre 地球外の
foto –
光
fotocopia コピー
geo –
地
geografía 地理
geología 地質学
giga –
ギガ、10億
hecto –
百
hectárea ヘクタール
hiper –
超
hipertensión 高血圧
hipersensible 過敏症の
hipo –
下の
hipodérmico 皮下の
馬
hipodromo 競馬場
in – / i – / im – / ir –
不・無
inútil 無用の
imposible 不可能な
ilegal 不法な
irregular 不規則な
中
insertar 挿入する
importar 輸入する
i:l(える)の前
im:b, p の前
ir:r の前
infra –
下
infraestructura 下部構造
macro –
大
macrocosmos 大宇宙
mega –
大
megáfono メガホン
10の6乗
megaciclo メガサイクル
micro –
小
microscopio 顕微鏡
microordenador マイクロコンピューター
mini –
小
minimoto ミニバイク
miria –
1万
miriagramo 1万グラム
mono –
単一
monótono 単調な
monopolio 独占
moto –
動力
motocicleta オートバイ
multi –
多
multinacional 多国籍の
multicolor 多彩色の
neo –
新
neoclasicismo 新古典主義
o –
反対
oposición 反対
ob –
反対
obstáculo 障害
omni –
全
omnipotencia 全能
pan –
総・汎
panamericano 汎米の
panteísmo 汎神論
para –
共存・近接
parásito 寄生虫
paráfrasis 意訳
per –
強調
perseguir 追求する
pluri –
複
pluriempleo 兼職
por –
強調
porfiar しつこくする
pos –
後
posguerra 戦後
post –
後
postnatal 出生後の
pre –
前
prehistoria 有史以前
pro –
代理・前・好意
pronombre 代名詞
proceder 来る、生じる
proamericano 親米的な
psico –
精神
psicoanálisis 精神分析
radio –
放射・無線
radiología 放射線科
radioyente ラジオ聴取者
re –
再
reconsiderar 再考する
reforma 改革
強調
rebueno すごくいい
rete –
強調
retebién とても素晴らしい
retecontento ひどく喜んだ
retro –
回帰
retroceder 後退する
retrospección 回顧
semi –
半
semicírculo 半円
sin –
無・混合
sinsabor 味気なさ
síntesis 総合
so –
下
soterrar 埋める
sobre –
上
sobremesa テーブルクロス
son –
下
sonreír 微笑する
sos –
下
sostener 支える
sub –
下
submarino 潜水艦
super –
大変な・すごい
superbueno 大変素晴らしい
上・超
superponer 重ねる
supernacional 超国家的な
supra –
超
suprasensible 超感覚的な
sus –
下
suspender ぶら下げる
tele –
遠い
teléfono 電話
topo –
土地
topografía 地形学
topónimo 地名
trans –
越えて
transparente 透明な
tras –
越えて
trasnochar 徹夜する
tri –
三
triángulo 三角形
ultra –
超
ultramar 海外
ultraderecha 極右派
uni –
一
unicornio 一角獣
uniforme 制服
vi- / vice – / viz –
副
vicepresidente 副大統領
virrey 副王
vizconde 子爵
頻出度で整理してみよう
ここでは頻出度合いで学習する優先順位を決めています。
あくまで僕の5年間の南米生活からの順位ですので、学習者が置かれている状況によって多少は変わってくると思います。
絶対覚えておくべき
a-, ad-, ante-, anti-, auto-, bi-, con-, contra-, de-, des-, electro-, en-, entre-, ex-, extra-, hiper-, in-, im-, ir-, i-, moto-, multi-, o-, pos-, post-, pre-, pro-, sin-, sobre-, sub-, super-, sus-, trans-, tras-, uni-, vi-, vice-
覚えておくと得するよ
centi-, deca-, deci-, equi-, giga-, hecto-, infra-, macro-, mega-, micro-, per-, mono-, semi-, so-, son-, sos- tele-, tri-, ultra-
時間があれば覚えておこう
ab-, abs-, aero-, bis-, di-, dis-, epi-, foto-, geo-, neo-, pan-, para-, psico-, radio-, retro-
まぁスペイン語通ならどうぞ
an-, cente-, circun-, circum-, es-, hipo-, ob-, omni-, por-, viz-
ネイティブに一発かましたい人向け
anfi-, archi-, arci-, arz-, miria-, pluri-, rete-, topo-
ギリシャ語起源とラテン語起源
どこかで僕の義理の父が国語(スペイン語)の先生を20年間以上していたことをお伝えしたかもしれません。
彼のデスクを漁っていたら、この prefijos に関するプリントが出てきました。
そこにはギリシャ語起源とラテン語起源の prefijos の一例が記載されていました。
またそのプリントに書かれているスペイン語での説明もそのまま転記しておきます。
西日辞典に載っている説明と少し異なる箇所もあれば、辞典では接頭辞として掲載されていないものもあり、参考になると思います!
ギリシャ語起源
a – / an –
sin, carencia, negación
anti – / ante –
contra, enfrente, oposición
auto –
propio, uno mismo
di – / dis –
dos veces
en – / em –
en, dentro, en medio, sobre
epi –
sobre, después
ev –
bien, bueno
ex –
fuera de, exclusión, separación
hiper –
exceso, más allá, sobre
hipo –
debajo, bajo
meta –
cambio, más allá, después
mono –
uno, único
pro –
antes de, delante
proto –
primero, principal, superioridad
sim –
con, conjunto, afinidad
ラテン語起源
ab –
lejos, fuera de, separación
ad –
hacia, junto a
amb –
rodeo, dualidad
ant –
antes, delante
bi – / bis –
dos veces
circun – / circum –
alrededor, movimiento, giratorio
con – / co – / com – / cor –
unión, simultaneidad
contra –
oposición
de – / des –
oposición, privación, división
di – / dis –
negación, separación
ex – / e –
fuera de, separación, extracción
extra –
fuera, fuera de
in – / en – / i – / im –
tiene sentido afirmativo (dentro, hacia, sobre) y negativo (no)
infra – / intro – / entre –
bajo, debajo
ne –
no
ob – / o –
delante, enfrente, sobre
per –
por, a través, aumento
pos – / post –
detrás, después
pre –
antes, delante
pro –
por, un vez de, delante
re –
repetición, intensificación
retro –
atrás, hacia atrás
satis –
bastante
se –
separación
sin –
sin
sub – / sob – / so – / sos – / sus – / su –
bajo, debajo
super –
trans – / tra – / tras –
del otro lado, más allá, a través
ultra –
más allá, muy
vice –
en lugar de
まとめ
いかがでしたでしょうか?
スペイン語の接頭語を知っておくと、知らない単語が出てきても、なーーんとなく言葉の意味をイメージすることができます。もちろん接頭辞を使っているように見えても、実は意味が全く異なるということはあります。
単語を勉強していく中で「イメージをする」ということは大事なポイントだと思いますので、まずイメージしてみて、答え合わせをするように辞書を引いて意味を確認することも1つの勉強法としてオススメです。
それでは今日はこの辺りで、チャオチャオ♪