本記事の内容
- チリで使われる牛肉の部位名称の紹介
- 料理別に適している部位の紹介
本記事の信頼性
- 南米チリ在住6年目の純日本人男性
- チリ人女性と国際結婚、1児のパパ
- 企業戦士を支える立場で絶賛活動中
- 絶望から這い上がろうと日々奮闘中
南米に来て驚く文化は、バーベキューが頻繁に行われること。
最近はきちんと肉を焼けなければ【恥ずかしい】とさえ思うように。
先日、レストランで美味しい肉を口にしたので、今後のバーベキューはもっと美味しく仕上がると思っています。
さて、スーパーに行った時に「一体どの部位がバーベキュー用なんだ」と思ったことはありませんか?
僕は『Lomo Vetado』とか『Entraña』という部位が好きなので、そちらを購入することが多いです。
今日はそんな牛肉の部位に使われるスペイン語をご紹介したいと思います。
チリと日本の対比表
チリの呼び方は、『ACHIC』と呼ばれる団体で定められている定義を参考にしております。
日本の呼び方と部位の図は、「広島市」のホームページを参考にしております。
ネック・肩ロース | Huachalomo |
---|---|
ネック・肩バラ | Asado Carnicero |
肩バラ | Tapapecho |
リブロース | Lomo vetado |
ヒレ | Filete |
サーロイン | Lomo Liso |
ランプ | Asiento |
そともも | Punta Ganso |
そともも | Pollo Ganso |
かた | Punta Paleta |
かた | Choclillo |
かた | Posta Paleta |
すね | Osobuco |
リブロース | Plateada |
リブロース・中バラ | Asado de Tira |
ともばら・外バラ | Sobrecostilla |
ともばら・外バラ | Malaya |
サーロイン・中バラ | Entraña |
サーロイン | Palanca |
サーロイン | Tapabarriga |
ランプ・そともも | Ganso |
もも | Posta Rosada |
そともも | Posta Negra |
そともも | Abastero |
ランプ・もも | Punta de Picana |
部位別に見る牛肉の特徴
「広島市」のホームページによると、以下のように部位別に適している料理を記載してくれています。お料理する時の参考になればと思います。(ちなみに僕は料理をほとんどしません。)
ネック:脂肪分が少なく硬め
ひき肉、こま切れ、角切りで煮込み料理
かた:脂肪分が少なくやや硬め
煮込み料理、スープ原料
かたロース:やや筋が多く、脂肪分あり
しゃぶしゃぶ、すき焼き、焼肉
リブロース:きめが細かい
ローストビーフ、ステーキ
サーロイン:きめが細かく、柔らかい
ステーキ、ローストビーフ、しゃぶしゃぶ
ヒレ:きめが細かく、柔らかい
ビーフカツなど揚げ物
かたばら:赤身と脂肪が層になっている、きめが粗く硬め
煮込み料理、こま切れで肉じゃが
ともばら:赤身と脂肪が層になっている、きめが粗い
シチュー、カルビ焼き
うちもも:脂肪が少ない
ステーキ、ローストビーフ、焼肉、煮込み料理
もも:きめが細かく柔らかで、脂肪が少ない
ローストビーフ、シチュー、焼肉、ビーフカツ
そともも:きめがやや粗く、脂肪が少ない
薄切り、こま切れで炒め物
ランプ:柔らかい赤身
ステーキ、ローストビーフ
すね:筋が多く硬い、長時間煮ることで柔らかく
だし、煮込み料理
料理別に見る牛肉のスペイン語
こちらでは料理別に使える牛肉の部位(スペイン語)をまとめています。お買い物する時の参考になれば嬉しいです!
焼肉:かたロース、ともばら、リブロース、サーロイン、ランプ、もも、うちもも
Malaya, Sobrecostilla, Lomo Vetado, Lomo Liso, Asado de Tira, Plateada, Entraña, Palanca, Tapabarriga, Punta de Picana, Asado Carnicero, Filete, Punta de Ganso, Pollo Barriga
ローストビーフ:ランプ、もも、サーロイン、
Ganso, Asiento, Posta Rosada, Lomo Liso, Filete, Entraña, Palanca, Tapabarriga, Posta Negra
煮込み料理:すね、うちもも、かたばら、かた、ネック
Osobuco, Posta Rosada, Tapapecho, Punta Paleta, Choclillo, Posta Paleta, Asado Carnicero, Huachalomo
シチュー:もも、ともばら
Punta Picana, Posta Rosada, Malaya, Sobrecostilla
ビーフカツ:もも、ヒレ
Punta Picana, Posta Rosada, Filete
編集後記
海外生活したら分かってくる生活必需品があります。
自分の場合は南米2ヶ国でどちらも肉をよく食べる国で生活しました。
肉は美味しいのですが、「歯にめちゃめちゃ詰まる」という欠点があります。
そんな僕が重宝しているアイテムがこちら。
このパナソニック製の「ジェットウォッシャー ドルツ」が非常に役に立っています。
さすがに人前ではできないのですが、自宅に帰ってから水圧で歯に詰まった肉の塊を吹き飛ばします。
吹き飛んだ後の爽快感が最高です。
日本とチリではもちろん文化が異なってきます。
チリでは、日本の居酒屋の中で見かける「つまようじで歯間の掃除をする」なんていうことをご法度です。
家族から凄く冷ややかな目で見られたことがあったので、それ以来していません。
つまようじは存在するのですが、それで掃除をしている人は見たことがありません。
そんな小さなことでも文化の違いを体験することができます。
いかがでしたでしょうか?
牛肉の部位の名称は、各国によって大幅に異なることが想像できます。
ぜひご自身の興味ある国での呼ばれ方を確認してみてください。
本記事のまとめ
- チリで使われる牛肉の部位名称の紹介
- 料理別に適している部位の紹介
- つまようじで掃除するのはご法度
- パナソニック製の「」はマスト
このブログでは「チリ生活」「スペイン語」について発信しております。
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同じスペイン語とはいえ国によって呼び方が違うし、チリスペイン語での部位名まとまってるのがなくて、2年近くずっと困ったままでした。
これは神すぎます!!ありがとうございます!
大丈夫です!僕は5年ぐらい困っていました。今は自分の記事片手に、肉屋で「適正な」部位を購入しています笑。