雑記

チリ移住の「ハードル」について【難易度が高いです】

最近、人生に張りがないと感じている人もいるのではないでしょうか?

日本での生活は心地いいけど、せっかくだったらもっと自分の可能性を広げてみたいという方もいると思います。

 

そういった方はおそらく海外移住の調査も開始していることでしょう。

ただ、海外生活のリアルな情報ってなかなかネットでも拾えませんよね。

情報がないと移住するというオプションから必然的に離れてしまいます。

 

でも大丈夫。

この記事を読んでもらえたら、チリ移住のイメージが湧くようになります。

ぜひ最後まで読んでみてください!

 

本記事の信頼性

  • 南米チリ在住6年目の純日本人男性
  • チリ人女性と国際結婚、1児のパパ
  • 企業戦士を支える立場で絶賛活動中
  • 絶望から這い上がろうと日々奮闘中

 

 

  • チリ移住はそう簡単ではないけど、住んでみるとすごく良い国
  • 2019 年 10 月から南米の優等生チリでも暴動が勃発
  • 2021 年 12 月現在は大統領選前で今後のチリにとって大事な局面

 

背景

>>マナブの引きこもりラジオ

 

Voicy でマナブさんが「ドバイ移住」について話されていたのがきっかけ。

チリ移住について話してみると面白そうだったので、今回はそこを記事にしてみたいと思います。

 

コロナになってからチリではリモートワークがかなり普及しています。

ただ、だからと言って日本人がチリへ移住しよう!なんていう動きはありません。

むしろ逆に、チリ赴任予定者が「あれ、もしかしたら日本からでも案外仕事できるんじゃね?」なんてことを思っているかも。

ということで感覚的に、コロナになってからチリ在住の日本人の数は減っている気がします。

 

僕は日本で 6 年間社会人をして、海外生活歴もちょうど 6 年となりました。

なので徐々に海外生活に適応できるようになってきていると思います。

初めてチリやその他南米に来る人はスグに日本に帰りたいと思うかも。

 

この記事では、マナブさんが話されていた人種や言語、食事、お金など、モアイの視点でチリバージョンをお届けいたします。

 

補足:海外生活は長くなってきましたが、チリ人の奥様に常におんぶにだっこです。

なので話半分程度に、軽く読んでくれれば嬉しいです。

 

結論:金銭的なハードルが結構高い

「南米は生活費が安い」は大きな間違いです。

子供 1 人の家族だったら月 30 万円は必要。

生活費は日本だったら地方都市に住んでいて、子供の学校は私立に通わせるという感じ。

都市と田舎ではもちろん差があるのは言うまでもありませんね。

 

2020 年の家計簿を公開した記事は大人気です。

【非公開情報!】チリ現地社員のリアルな生活費 本記事の内容 2020年の予算と実績を比較 2021年の予算を作成 チリ、サンティアゴの生活費...

 

モアイはチリの首都サンティアゴで生活しています。

そのサンティアゴの中でも生活レベルに差があり、

Lo Barnechea, Vitacura, Las Condes 区は生活費が高いです。

街を歩いていてもヨーロッパ風な方をよく見かけたりします。

これらの区ではドバイのお話のように犬や子供を散歩している家政婦も頻繁に見かけます。

 

 

ブログ初心者満開の記事です笑。

サンティアゴにもこんなエリアがあります。

チリのビバリーヒルズ Los Trapenses 昨日は保養施設のサンタ・マルティーナのご紹介をさせていただきました。 https://blogdemoai.com...

 

 

自分の住んでいる地域もそんなに悪くないエリアです。

なぜなら昔は高級住宅街だったらしいので。

でも子供や犬を散歩をしている家政婦はあまり見ません。

家の掃除をしている家政婦さんをたまに見かける程度ですね。

 

どういったハードルがあるのか?

マナブさんの voicy をベースとしておりますので、

今回は「人種ミックス、言語、食事、お金」とこれらの観点で情報をお伝えします。

 

人種ミックス

チリは元々移民が少ない国でしたが今は増えてきています。

特に、チリではベネズエラ人やハイチ人の移民が増えていて、以前はペルー人やコロンビア人、ボリビア人の移住が多かった。

 

2021 年 7 月に国家統計局から公表された情報によると、2020 年 12 月 31 日時点で、約 146 万人の外国人居住者がいるとのこと。

先ほどあげた 5 か国で全体の約 80% を占めています。

  • Venezuela (30.7%)
  • Perú (16.3%)
  • Haití (12.5%)
  • Colombia (11.4%)
  • Bolivia (8.5%)

情報: 国家統計局

 

移動手段

移動するときは自家用車、またはタクシーや Uber などの配車アプリを使います。

Uber はベネズエラ人ドライバーかチリ人ドライバーが多いというイメージ。

マナブさんはドライバーの評価を確認しており、評価ポイントが 4.5, 4.6 を下回ると乗りたくないとのことでした。

 

一方、モアイは全く気にしていません。

なぜなら、最近はタクシーの需要が高いので選んでいる余裕がないからです。

Uber の予約機能はかなり使えるので(モアイのような意志の弱い方には特に)オススメ。

 

この間、出張帰りに乗った空港発タクシーは生きた心地がしませんでした。

すごい雰囲気のいい感じの運転手だったけど、高速道路をアクセル全開で走行してくれたからです。

久しぶりに早くタクシーから降りたいと思ったけど、そのケースを除けば意外と運転は荒くないと思いますのでご安心を。

遠出をするときは地下鉄や市内循環バスを利用することもあります。

住んでいるエリアに新しい路線もできたりして、地下鉄の移動が楽になりました。

逆に循環バスは過去と比べて今の方が移動が複雑になったらしいです。

義父曰く、なんども乗り換えが必要になったとのこと。

 

チップの要求

チリではレストランで食事をすると食事代 10% 相当のチップを渡すことが一般的です。

支払い時に必ず店員さんからチップを支払いに含めるか聞かれます。

聞かれることがデフォルトになっているので特に気になりません。

 

一度、あるレストランで店員の対応が非常に悪かったので、妻が「チップなし」と伝えたところ、何故ないんだと半分クレームのように質問されたことがあります。

個人的には良いサービスを提供してくれた方に気持ちよく渡したいですね。

 

ちなみにホテルやタクシー利用時のチップは不要です。

自家用車を路駐したときに警備員風な人(非公式な人もいるかも)に小銭を渡すことはあります。

ただそれも最近はパーキングメーター的な制度(1 分ごとの請求)の導入が加速しているように思えます。

クレカで支払えるので段々と小銭を貯めておく必要がなくなってきました。

 

文化の違い

マナブさんの voicy で、インド人がうるさいという意見があったので、僕も何かあるかなと考えてみました。

そういえば南米の人はあまり謝らないなと…ということで、Google 検索をしてみると、元サッカー選手で海外経験のある中野遼太郎氏の記事に出会いました。

興味深い記事だったのでここでも紹介しておきます。

 

参考:Number

 

僕も元々スポーツをしていたので、中野氏の言いたいことがよく分かります。

もちろん御多分に洩れず僕も場の空気に謝りまくっていますが笑。

宗教上の違いかどうかはまだ分からないけど「お前に言われる筋合いはない」と南米人も思っていることは確かだと思います。

 

言語

スペイン語が通じないと相手がキレる?!

別にキレられはしないけど、スペイン語も上手に伝えないと相手にされませんね。

街中の人に英語はなかなか通じないですし。

グローバル企業のマネージャークラスだと英語を話せる確率が極めて高くなります。

なのでチリに移住するのであれば、スペイン語を知っている方が断然いいのは言うまでもありません。

 

移住関連は全てスペイン語

移住関連は全てスペイン語です。

数年前に他の南米人(上述の国籍がやはり多かった)と共に移民局の前で並んでいたことが懐かしい。

英語でやりとりできるエージェントもいますが、その場合はもちろんコストがかかりますね。

僕の場合は最悪チリ人の妻に助けてもらえているから生き延びている感はあります。

 

日本人に朗報!

英語の発音と違い、スペイン語は発音が易しい言語です。

そのため単語さえ知っていれば、うまく話せなくても、なんとか理解してもらえる時もあります。

ただ日本人の言い方がキツく聞こえる可能性もあるので、ある程度経験を積んでいく必要はあります。

 

食事

日本食があるかないか

日本食の選択肢は少ないです。

過去に日本食レストランに関する記事を書いているので参考にしてみてくださいね。

コロナに入ったくらいの時の情報なので、アップデートしなきゃと思っていますがまだできていません。

ご容赦ください。

海外滞在時のオアシス!サンティアゴ日本食レストラン13選 本記事の内容 純日本食レストラン5件とフュージョン系レストラン8件のご紹介 地域別でみるレストランの...

 

個人事業主をされている日本人の方もいます。

自家製の麺や唐揚げ、色々なお料理の材料を注文できるのが魅力的。

LINE グループに登録するとオーダー表が週一で流れてきます。

メンバー数は大台に乗っているので重宝されていることが分かりますよ。

 

また丼物を配達してくれる方もいらっしゃるようです。

まだサービスを利用したことがないのですが、商社の方やメーカー勤務の方御用達らしいので味は間違いないと思われます。

 

最近はラーメン屋も人気で、日本人オーナーも数名いらっしゃいます。

ちょうどその中の一つのラーメン屋が、銀行のクレカで支払うと最大 25% 割引をやっているみたいなので注文しようかななんてことを書きながら思っています。

 

自炊をして日本食を食べたければ、パトロナートという韓国人街でアジア系の食材買い出しが可能です。

最近は妻(チリ人)がトンカツやトッポッキを作れるようになって幸せでございます。

サンティアゴのアジア食材スーパー、韓国ロッテマートでお買い物 本記事の内容 サンティアゴ、パトロナートにある韓国食材店ロッテマート 今回買ってみた商品の紹介 ...

 

チリ料理は美味しいのか?

チリ料理自体はヨダレが垂れるほど美味しいわけではないのですが、ただ慣れたらやめられない一品もありますよ!

例えば、

  • Paila Marina
  • Cazuela
  • Pastel de Choclo
  • Ajiaco

なんかが好きです。

 

先日にチリ料理のレシピを記事にしました。

こちらも読んでみてください。

【チリ流】アヒャコの作り方〜アサードで余った肉を使った料理〜 本記事の内容 うちの家庭のレシピのご紹介。 各国によって異なるアヒャコの特徴。 本記事の信...

 

その他のレストラン

新しいレストランの発掘も楽しいですね!

駐在員さんも行っていないであろうイタリアンのお店があるんですよ。

高級じゃないけど店内の雰囲気もよく、ピザも美味しくて大満足。

その他にも、純イタリア人がやっているこじんまりとしたカフェなんかもあります。

そこで食べるチーズケーキが本当に美味しい。。

 

南米といえばやっぱり肉ですね。

ということで、ステーキ屋さんによく行きます。

後、やっぱり南米では圧倒的にペルー料理が美味しくて、日本食とのフュージョン料理が意外とハマるのですが、結構高いのであまり行けません。

この間、結婚記念日にレストランで食事をしたのですが、日本円にして約 2 万円のお会計。

 

どうでしょうか?

これでもまだ南米の生活は安いと思えますか?

 

お金やビザのこと

税金

法人税について詳しいことは分かりません。

所得税や社会保険に関しては、お財布に厳しいので把握しています。

給料から約 20% が税金として控除されていますよ。

12/19 に大統領選挙の決選投票を控えていて、もしかしたら今後増税になっていくかもしれません。

 

銀行

銀行審査はめちゃくちゃ厳しいと思います。

でも日系企業で勤務していれば銀行審査も苦ではありません。

信用って大事ですね。。

 

一般的に個人がもてる口座には 2 種類あります。

  • cuenta corriente(審査あり )
  • cuenta vista(審査なし)

 

後者はクレジット機能のない普通預金機能だけで、比較的簡単に口座を開けることができます。

ただし、通常チリの ID カードが必要

 

永住ビザ

永住ビザの申請権は早くに取得できます。

僕の場合は、2015 年に国際結婚を目的とした 1 年の短期ビザをチリ国内で申請し取得しました。

その 1 年後に永住ビザ申請開始。

永住ビザ発行後は 5 年間有効で、1 年に 1 回はチリに入国することが必須となります。

 

海外生活のライフハック

ちゃんと反論する

ちゃんと反論することは大事。

僕もそうですが、言葉が分からなかったり、面倒なことを避けたいからと言って反論することを控え気味です。

ただ、払わないで良いものを払わされているのは自分だけと思うと情けないですね。

なので、これからはきちんと納得した上で行動しようと思います。

 

適当に生きる

中野氏の記事にもあるように我々日本人は周りを気にしすぎているように思います。

海外生活 6 年にもなりましたが、僕はまだ街中でペコペコしているんですよね。

周りを見渡しても、多分自分だけですよ。

もう少し肩の力を抜いて生きていこうと思いました。

 

その他

チリ人の体格

チリ人の体格はやや小さめ。

僕は 180 センチ、80 キロあるのですが、チリの中では結構大きい方に分類されます。

欧州系の血が入っているチリ人は背が高い!

言うまでもなく、一般的なチリ人の横幅は我々アジア人よりもがっしりしていますね。

 

もっと楽勝な国があるかな?

チリのサンティアゴは「THE ラテン系」ではなく、意外と冷たい人も多いのが印象的です。

南米の陽気な感じが好きな人には、もっと北側の暖かい国がおすすめ。

コロンビアやカリブ海付近だとラテン系満開だと思います。

ただ行ったことはないので分かりません。

 

南米滞在のブロガーさんのリストもあります!

アップデートされているかは分かりませんが、興味あればどうぞ。

【おすすめ】南米ブログの紹介!お気に入りのブロガーを探せ! 本記事の内容 南米諸国のことについて書いているブログ情報の紹介 本記事の信頼性 南米チリ在...

 

マナブさんも言っている通りラテンはイメージ通り「ゆるい人」が多いですね。

チリの場合、開始時刻に間に合うか間に合わないかはイベントの内容次第だと思っています。

仕事の場合は結構きっちりしているが、プライベートは遅れてくる人も多いというのが僕の印象。

 

僕はきっちりとしているように見られているかもしれません(←え、違います?)。

が、意外とルーズなんです。

というか超ルーズなのでこの土地にあっているのかもしれません。

 

とはいえ、最初は待ち合わせ時刻に遅れそうになると精神的に焦っていました。

滑り込みセーフと思って入店しても、誰もいない。

なんてことはよくありますよ!

今は慣れて、逆に心地よいくらいです。

 

なかなか文化に順応できない日本人。

僕もチリ人のように締めるとこ締めて、緩めるとこ緩めて生きていこうと思います。

 

応援よろしくお願いします!

 

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