今日は男女間の格差についてです。
ちょっと前にこういった問題が取り上げられました。
【女性の眼鏡禁止 経済界も批判】https://t.co/jYvk3N3ub8
職場での女性への眼鏡禁止に、経済界からも批判の声が上がっている。経済同友会の桜田代表幹事は「ナンセンスとしか言いようがないですね」と批判した。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) November 12, 2019
これを見た時、正直びびりました。どんな発想してるんだと…
この記事では普段の生活レベルで感じるジェンダーについて記載いたします。
チリでの男女格差
チリのメディア情報によると、男女別クレジットの利用者数という観点では男女間の格差は間違いなく縮まっているということです。
CMFから出されたレポートによるとクレジットへのアクセスが年々改善されているとのことです。
2002年には男性100に対して、女性は56という数字でした。昨年2018年の結果は、同じく男性100に対して、女性は98になりました。2017年の95から3%アップしており、この結果だけを見ると男女差はほぼございません。ただし、クレジットの金額は男性の約60%となっており、そちらの差は埋まっておりません。
グローバルでの位置付け
世界経済フォーラムの世界ジェンダーギャップ報告書によると、チリの順位は54位。あまりパッとしません。
ちなみに日本の男女格差は加盟国149カ国中、なんと110位。残念ながら後ろから数えた方が早い順位です。もちろんグローバルにおいては平均点以下となっています。
南米にあるご近所さんの中ではなんとボリビアが一番優秀でランキング25位です。
南米諸国のランキング結果
25位:ボリビア
36位:アルゼンチン
40位:コロンビア
41位:エクアドル
52位:ペルー
54位:チリ
56位:ウルグアイ
64位:ベネズエラ
95位:ブラジル
104位:パラグアイ
日本近辺のランキング結果
103位:中国
110位:日本
115位:韓国
無意識バイアス
各国で異なる習慣や事情があると思いますが、一番気になるのはバイアスだと思っています。
意識はしていないけれど、「男性は〜あるべきだ、女性は〜あるべきだ!」というのが、どこかにありませんか?
僕は父親が稼ぎに出て、母親が育児をするという環境で育ちました。なので、少なからずそんなイメージが体に染みついちゃっているのは事実です。今も僕のチリ人妻は働いていませんので、やっぱり頑張って稼がないと!みたいな気合いは入ってしまいます。
日々感じていること
日本と南米はチリ・パラグアイに住んで感じたことは、この3か国の中であればチリが一番男女平等について敏感であり、公平を求めるための活動が行われています。ランキング通りのコメントで申し訳ないのですが、日本やパラグアイはまだ世界的に見ると置いてけぼりにされていると思います。
チリのある業界に関する記事を毎日ウォッチしていますが、「○○さんがA社の役員に!」とか「女性就業率が○○%へ上昇!」などの記事をよく見かけます。
ネットサーフィンでチリにある会社情報なんかを見たりするのですが、会社の役員に女性が数名はいっている企業も多いと思います。日本ではまだまだ大企業の役員クラスで女性がノミネートされるのが難しいのではないでしょうか?今となっては死語かもしれませんが、寿退社なんていうのがありましたよね。僕が日本の頃に勤めていた会社の同期なんかでも、結婚を機に仕事をやめちゃう人もいましたね。日本は小さな国だけど、47都道府県どこへ行っても同じように都市が開発されているので、大企業勤めの方を旦那にすると無情な転勤リスクというのが付きまとうので仕方ないようにも思えます。
南米各国がざわついておりますが、世界はこのようなことにしっかりと取り組むような局面にきているのでしょうね。まずは「男は〜」・「女は〜」とか、また「日本人は〜」・「チリ人は〜」とか、そういった考え方から矯正していかないといけませんね。
それでは今日はこの辺りで!