僕は日本人男性でチリ人妻と国際結婚をしており、こどもをひとり授かっております。こどもは2020年2月で4歳になる年なので、2022年4月に小学1年生になる予定となっております。チリと日本ではもちろん教育制度は異なっております。海外居住者のみなさんはなるべく早めに滞在されている国の教育制度もきちんと理解した上で、お子さまの教育方針を考え始められることをおすすめします。
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自分の置かれている状況分析
こどもの将来を考えるにあたり、自分が置かれている状況をきちんと把握する必要がございます。
自分のケース(日本人夫xチリ人妻)
僕はチリに支店をかまえている日系企業で勤務をしていますので、平日の日中はオフィスで仕事をしています。そのため、幼稚園の送り迎えなどは僕の妻に任せています。
ですので圧倒的に僕と過ごす時間より、僕の妻と過ごす時間の方が必然的に多くなってしまいます。したがってママとの会話が多くなってしまうチビ助の母語はスペイン語がベースになっております。僕とチビ助の会話は平日の朝1時間ぐらいと、夜1時間ぐらい。週末は24時間営業となっております。
他人のケース(チリ人夫x日本人妻)
この場合、僕の悩みと全く一緒にはならないと思っています。
日本人女性のママと一緒にいる時間が長ければ、チビ助のように母語がスペイン語ではなく、日本語になる可能性も考えられます。
このパターンだと逆になるケースが多いです。もちろん日本人女性が日中働いて、チリ人男性が子供の面倒をみたり、家事をするケースもあると思いますし、また共働きという選択肢もあります。それぞれの家庭によりますね。
他人のケース(日本人夫x日本人妻)
このパターンはほとんど悩むことがないかなと感じています。
このパターンであれば多くの海外居住者は日本企業から派遣されている駐在員かと思います。
これも会社によって福利厚生は異なりますが、チリにある日系企業の多くは会社が学費を負担してくれるようになっています。悩みのタネのひとつに学費というものも含まれていますので、その悩みのタネのひとつがないだけでも大きなメリットになります。
将来プランの設計
次に自分たちの将来のプランをきちんと考えていく必要があります。ここのプランがしっかりと定まっていないと、その下に紐づく設計が難しくなってきます。
家族がどこに住む予定になっているのか
ここが一つ決断を揺さぶる大きなテーマとなってきます。
もし日本に戻ることは一生ないようであれば、日本語を捨てるという選択肢も一つあるでしょう。
自分の場合は実家が自営業をやっていることもあるし、そもそも少しだけ海外生活を体験してみたいというのがきっかけだったので、日本へ戻る可能性がわずかながら残っています。
子供をどのように育てたいのか
日本人のような礼儀正しい子に育てたいのか、多くの外国人のように多様性をもった子に育てていきたいのかによって選択肢が異なってきます。
小学校低学年で受ける環境は、今後の学生社会の中でベースになってくると思います。こちらも学校の選択に大きく影響してくるので、きちんと考えてあげる必要があります。
僕のチビ助には日本人の人格をベースとして、世界中で通用するインターナショナルな人間になってほしいと願っています。
学校の選択肢
以上を踏まえた上で、以下の3つの選択肢から自分の環境や子供に対するビジョンに応じて学校を選択しなければなりません。
現地校
僕らのイメージから、この選択肢はございません。
スペイン語をベースに教育を受けてしまうと潰しがきかないためです。
仮にチビ助が10歳になる年に急遽日本へ本帰国することになったとすると、チビ助は一体どこでどのように教育を受けることができるのでしょう?日本にも多くのブラジル人やペルー人の出稼ぎをしている家庭がありますが、やはり日本語や英語を知らない子供は移住して間もない頃は苦労していると聞いています。
日本人学校
今のところ第一候補は日本人学校です。
上述の通り、日本への本帰国を視野に入れています。まだまだ海外で自分の可能性を広げていきいたし、より良い環境で生活をしたいという希望はありますが、最終的には日本へ戻る可能性が高いと思っています。
こちらで日本語を勉強していれば、日本に戻ったとしてもすぐに学校の教育にはついていけると思います。環境についてはノーコメントですが笑。また仮に日本ではない国外に移住したとしても多くの国に日本人学校がございます。
インター校
第二候補としてインターナショナルスクールがありますが、色々ハードルが高いかと思っています。
まずインターナショナルスクールは高額なイメージがあるし、入学の条件が厳しいところもあります。
実際、可能性のあるインターナショナルスクールの学費を調べたところ、日本人学校と比較して同じぐらいか、あるいはそれよりも高額な学校が多いです。また小学校入学前にKinderと呼ばれる準備期間を経ることを推奨されているところが多く、その場合は来年の2020年に学校探しを開始して、入学試験や面接を受けるというハードなスケジュールが待ち受けています。
まとめ
- きちんと自分たちの状況や将来のことを考える
- 学校選びのための行動は少しでも早い方がよい
- 僕の場合、日本へ戻る可能性があるので日本人学校がベター
- スペイン語のように日本語や英語でない言語の学校へは通わせない
いかがでしたでしょうか?僕はあまり悩まない性格なのですが、子供の教育方針については正直悩みました。実は1年早とちりをしていたのですが、それぐらいでちょうどいいことも分かりました。これから子供が小学生にあがるよっていうご家族にとって、教育方針について考えるきっかけとなってくれれば嬉しいです。
はじめまして、ブログ拝見しました!
つかぬことをお伺いしますが、チリの日本人幼稚園と言うのは今もあるのでしょうか?
NRTさん、コメントありがとうございます!!おそらく、先ほどインスタの方でやり取りをさせていただいたかと思いますが、日本人幼稚園『わんぱくクラブ』はまだ営業していると思われます!