本記事の内容
- 3/10発売の『瞬読式勉強法』について
- 瞬読を身につけることで学習効率を大幅改善
- 勉強だけではなく人生に役立つ情報あり
本記事の信頼性
- 南米チリ在住6年目の純日本人男性
- チリ人女性と国際結婚、1児のパパ
- 企業戦士を支える立場で絶賛活動中
- 絶望から這い上がろうと日々奮闘中
ということで、今日ご紹介する1冊はこちら。
『たった1分見るだけで頭が良くなる 瞬読式勉強法』山中 恵美子
著者の紹介
山中 恵美子さん(Twitter)
1971年生まれ、甲南大学法学部卒業。大学在学中に日本珠算連盟講師資格取得。卒業後、関西テレビ放送株式会社に勤務。2003年、そろばん塾を開校し、5教室でのべ2000人以上を指導。2009年、学習塾を開校。グループ30校舎で約2万人の生徒を送り出す。現在は、学習塾を経営する傍ら、子どもからビジネスパーソン、経営者、シニア層までに瞬読を伝え、分速38万字で読める人を出すなど、これまで1万人以上に指導している。
わっきーさんとclubhouseで対談されているのを聞いてファンになった笑。山中さんの関西弁とゴリゴリな姿勢が、なんか懐かしく感じ、聞いてて心地よかった笑。
なのでこの本の kindle 版を予約してみた。https://t.co/a482XZAUqZ https://t.co/eJKrdYIuJW
— えむすた🇨🇱🗿モアイのブログ (@MACLKO) March 9, 2021
今までと異なる読み方を意識し、右脳を鍛えることで、これまでの読書や勉強にかけていた時間を短縮できるという内容です。その方法とは、勉強前にたった1分だけ、この本に収録されているトレーニングを行うだけ。
トレーニングで右脳に隠された潜在意識を「瞬読」で呼び起こし、情報処理能力、記憶力、集中力、判断力、想像力…と勉強に必要な能力を高めることが期待できます。
勉強方法がいまいち固まらず、勉強が捗らない人
これから語学を勉強しようと思っているけれど、先が長くて途方に暮れている人
最初にとんでもないことを告白すると、「速読」という手法に賛同していませんでした。
それでは、なぜこの本を購入したんだ?と突っ込まれそうですが、単に著者のファンになったからです。彼女が一体どんな内容の本を書いていらっしゃるのか気になったのが購入のきっかけとなりました。
さらに理由を後付けすると、たまには自分の考えとは異なる意見を持っている方の主張も聞くことは大切だと思っているからです。
瞬読とは右脳でイメージを捉え記憶に残す
瞬読=読書術
トレーニングを積むことで、「速く・多く・深く」読むことができるということです。
そのトレーニングに大きく関与するのが、右脳の働きです。
著者は多くの方が右脳が使えていないので、鍛えて使えるようにすることを推奨されています。
右脳:イメージなどで記憶(インプット)
左脳:考えて書き出す(アウトプット)
読書のコツは以下の点を意識することです。
- 立ち止まらずに、流れるように読み進みること
- 短い時間で集中力を上げて読むこと
- カタマリごとに読むこと
- イメージしながら読むこと
- できて当たり前と思ってやること
インプットをするときは「感情と結びつけること」と「短いスパンで繰り返すこと」が大事です。例えば、30 分で1回よりも、15 分を2回行うの方が頭に定着すると仰っています。
アウトプットをするときは、「イメージで記憶したことを可視化すること」が大事です。イメージの可視化は手書きの方が記憶が定着し、脳が活発に働くそうです。本を読み終わった直後に書くことを推奨されております。
どうやら勉強のできる学生さんは「同じ教材をひたすら使い続けている」という傾向があるそうです。
7つの勉強ルール
第2章では「瞬読式7つの勉強ルール」をご紹介されています。
ルールは【アドバイス】に読みかえることができます。
ここでは読みかえたアドバイスでご紹介します。
- 感情を結びつけ、短い期間で繰り返すこと
- やる気が出ない場合は、1分で良いので瞬読をすること
- 時間を取り戻すことはできないが、勉強を取り戻すことはできること
- 疑問をもつと「知ることが楽しい」と思え、自分で答えを出すこと
- ゴールから逆算をして、無駄な時間を排除すること
- 読解力を上げるためには「語彙力」と「背景知識」を備えること
- インプット3:アウトプット7
このルールは全て賛同です!「瞬読」をするためだけに有効なものではなく、学ぶことが多い人生の中において、どれも日頃から心がけるべきポイントとなります。
ここからはあくまで個人的な経験に基づき、補足させていただきます。
単語の勉強においても挿絵もない単語帳を1日10時間勉強しても結果は見えています。イメージしながらインプットし、それを脳科学に基づいた期間で復習していくことで記憶に残ります。このブログ記事にもちょこっと書いています。
やる気が出ないときは誰にでも訪れますね。でも一瞬でスイッチを入れる方法があります。山中さんがおっしゃる通り1分でいいので始めてしまうことです。この「瞬読」はあくまで読書について記載されていますが、筋トレでもブログでも、何にでも有効です。筋トレだるいな、って思うことが正直ありますが、とりあえず床に転がって腹筋や腕立てを開始します。するとエンジンがかかってくるんですよ。勉強も同じことです。
ポイントをお伝えすると、開始までの障害を限りなく減らしておくこと。すぐに開始できるように工夫することが大切です。
自分は勉強することが多分下手くそです。なんか遠回りばっかりしているような気がします。なので完璧に同感できるかはさて置き、時間を取り戻せないことは確かです。効率よく勉強することを体得すれば、これまで1時間かけていたものを半減させることも確かに可能です。それが今後の人生、人によって残りの長さはまちまちですが、長い目で見ると時間を節約して、その時間を別に使うことができますね。
語学でも同じことが言えます。何でこの人はこのような表現を使っているんだろう?と興味を持って観察し、それを調べて答えが分かったときはテンション上がりますよね。自分が興味を持っている分野では特にですが、疑問を持つことは大切なことです。頭で理解したら、次は説明できるぐらいまで落とし込むことも忘れてはいけません。
ゴールから逆算することも大切です。勉強だと小さいゴールを設定してみましょう。あまり大きすぎると達成できないリスクが高いので、スモールステップを推奨します。例えばこの文法書を1ヶ月以内に全て勉強し終えることなんてことを目標にします。5ページ読んである程度理解するのに1時間かかったとします。その教材が100ページあれば、単純計算20時間かかります。1日1時間、5ページ進むんであれば、1ヶ月で何とか終われそうです。
「語彙力」と「背景知識」。ネイティブだったらどんなテーマでもスラスラ読める。それでは少し考えが甘いですよね。僕は仕事において会計に関する背景知識がないので、日本語だけの教材を読んでもちんぷんかんぷんです。きっとこの種の教材を読めば、めちゃめちゃ時間がかかると思います。当然ですよね。「瞬読」するためには、背景知識があり、それに関する語彙力も備えていることが条件となります。
これはこの本の中で最も共感できるポイントでした。
皆さんインプットの作業ばかりしていませんか?教科書で学んだことをどのようにしてアウトプットしていますか?まさか教科書に書かれていることをノートに写して、アウトプットしている!ということはありませんでしょうか?アウトプットはハードルが高いですが、落とし込むためには必要であり、効果のある方法なので是非アウトプットを強化していきましょう。
5つのトレーニング
この「瞬読」には、以下の5つのトレーニングが含まれております。
気になる方はご購入されることをオススメします。
- バラバラの文字を見て、対象のイメージを思い浮かべる
- バラバラの文字を見て、自分の言葉で言い換える
- 並んでいる文字列を見て、情景を思い浮かべる
- 並んでいる文字列を見て、順番に並べ替えて、イメージする
- 数式を解いて、パッと答える
1分以内で見ることを心掛けるだけで、5つの力が強化されるとのことです。
「判断力」「想像力」「記憶力」「集中力」「瞬発力」
これらの活動が右脳にはたらきかけ、イメージ記憶を促し、瞬時の対応力が勉強効率を上げるのです。結果、「速く読める」「時間効率が上がる」「情報処理能力が上がる」「記憶力が上がる」「集中力が上がる」など、いいこと尽くし。普段使っている問題集や参考書を使う前に、本書のトレーニングを行い、学習ノウハウを吸収するだけで、目標に最短でたどりつくことができるのです。
7つの魔法の質問
この記事を読んでいる方の中には、まだまだ勉強法が確立していないって方も多いと思います。そんな方には以下のように自問自答をしてみることを推されています。自分の解釈を含め、表現を簡素化しています。
- やり方にこだわりすぎていないか?
- できることをしているか?
- どうしたらいいのか?
- 自分の時間を可視化しているか?
- オリジナリティーがあるか?
- 昨日より進歩しているか?
- 自分の頭で考えているか?
ここからは自分の意見です。
一日3時間勉強した!って満足していませんか?ただ単に時間をかければ良いってわけではありません。時間が解決してくれる問題ではないからです。
一日数分でもいいからコツコツ勉強していき、少しずつ理解して力をつけていくようにイメージすることを推奨します。
著者も本に記載されているように、ハードルを低くして毎日やりましょう。勉強の時間も「25分x5分休憩」のサイクルが良いとおっしゃっており同感です。自分も長らくそのリズムで仕事も勉強もしてきていますが、「集中力の持続」にとっては最高の方法かと思います。
できることをする!この考え方も相当大事です。著者も一日5分でいいから一週間続けてみることをオススメされています。習慣化というのはそう簡単ではなく、すぐに挫折してしまいます。僕も毎朝、「単語x脳トレx筋トレ」をしていますが、この習慣もそれぞれ5分から15分程度です。
おはよう、サンティアゴ🇨🇱🗿#今日の積み上げ
🗿 ルーチン(単語, 脳トレ, 筋トレ)
🗿 英語音読
🗿 ブログ記事ドラフト
🗿 マーケティング勉強昨夜はよく眠れなかった😴
息子の到着、息子の小便、自分の腹痛
断続的な睡眠となったけど、
今日もコツコツ積み上げますよ😁— えむすた🇨🇱🗿モアイのブログ (@MACLKO) March 8, 2021
『if-then ルール』というのがあります。【「行動A」をするときは「行動B」をする】こんな感じで、自分のやるべきことを「行動B」に入れていきます。そうすることで習慣化のハードルも少し下がります。
目的意識は持たないと挫折してしまいます。スペイン語の勉強をするのは何故なのか?スペイン旅行へ行った時に現地の人と流暢に会話したいから?これからスペイン語圏へ海外駐在したいと思っていて語学力を鍛えたいから?何もないとさすがに継続できないので、まだの方はゆっくり考えてみてくださいね。目的が分かれば、自分に不足している部分を考えることができます。
参考までに、自分が日本でスペイン語を勉強しようと思ったきっかけは、「大阪のクラブでラティーノと話すとカッコ良さそうだから」です。全然誇らしげに言える内容ではないですが、動機なんてなんでも良いんです。それから「絶対に南米に行く」という意思に発展していきました。
これ超大事。チリ移住直後の数年前、(ハプニングで)目的を達成してしまったので、やることなくなっちゃったんですよね。なので平日は1日中仕事をして、週末はグータラ過ごすという一般的なサラリーマン生活を送っていました。そんな生活が本当に嫌で、改善するために行ったことは「自分の時間を把握する」こと。Google カレンダーを使い、全ての行動を可視化することで一日にどれだけ無駄なことをしていたかが分かり、心の底から反省しました。それがきっかけで時間の使い方に意識するようになりました。
オリジナリティのところで共感することをおっしゃってくれています。TOEIC で良い点数を取っても評価されていかない時代となっています。いくら高得点を取ったからと言って英語ができるというわけではないですよね。現に自分がそうです。10 年ぶりに受けた TOEIC で 875 点と想像を上回る点数を獲得しました。でも一番自分が分かっているのですが、英語での会話はまだ苦手です。
ただ、オリジナリティはある方だと思います。スペイン語の能力試験は一回受けてから、これまで受けていません。でも国際結婚をして磨かれているスペイン語能力をかわれて、仕事においても重要な業務を任せてくれています。これこそオリジナリティなのかなと思っています。
嬉しい誤算…
昨日受けた TOEIC の結果、
875 点😱実力テストのつもりで受けて、
400 点台でも受け止める予定だった。今年 10 月までの目標が 800 点。
いきなり目標を達成してしまった✌️僕は完璧主義じゃないので、
更なる上は目指しません笑。違うことに時間使います⏰ pic.twitter.com/89ICWrA8Lo
— えむすた🇨🇱🗿モアイのブログ (@MACLKO) February 13, 2021
昨日の自分より成長しているか」です。相手はだれでもなく、自分自身です。人と比べてもバックグラウンドが異なり、今いる環境も違います。ただ唯一同じなのは昨日の自分。昨日の自分とは比べることができます。昨日より今日、今日より明日と成長していけるように日々努力します。
いつも自分が意識していることは「
自分の頭で考えているか。耳が痛いです。今までは指示通りにしか動けていませんでした。今でこそ、ブログで自分の意見を述べたりできています。でもまだまだ訓練が必要だと思っています。
自分の頭で考えるようになったきっかけは、チリでお会いした日本人との会話です。そこから自分の意識が変わり、自分が目指したい人を設定するようになりました。その方の講義を聞いたり、本を読んだりして、イメージを作っていくのです。
幸いにも今は単行本のみならず、kindle であったり、人によっては YouTube などで発信されているのでアクセスが容易になっております。しっかりと尊敬できる方から考え方を盗んで、自分のイメージにしていくことを推奨します。
まとめ
瞬読式7つの勉強ルール
- 感情を結びつけ、短い期間で繰り返すこと
- やる気が出ない場合は、1分で良いので瞬読をすること
- 時間を取り戻すことはできないが、勉強を取り戻すことはできること
- 疑問をもつと「知ることが楽しい」と思え、自分で答えを出すこと
- ゴールから逆算をして、無駄な時間を排除すること
- 読解力を上げるためには「語彙力」と「背景知識」を備えること
- インプット3:アウトプット7
右脳を活性化させるためのトレーニング
- バラバラの文字を見て、対象のイメージを思い浮かべる
- バラバラの文字を見て、自分の言葉で言い換える
- 並んでいる文字列を見て、情景を思い浮かべる
- 並んでいる文字列を見て、順番に並べ替えて、イメージする
- 数式を解いて、パッと答える
勉強不全の方は以下を自問自答し考え直してみる
- やり方にこだわりすぎていないか?
- できることをしているか?
- どうしたらいいのか?
- 自分の時間を可視化しているか?
- オリジナリティーがあるか?
- 昨日より進歩しているか?
- 自分の頭で考えているか?
「瞬読」のトレーニングも良いのですが、個人的には思考力を強化していきたい方にオススメです!