海外で現地社員としてしばらく働いておりますが、結構シビアな悩みを抱えています。
これからマジでどうすんの、オレ?!
っていう悩みです。
日本で生活している方は別の悩み、駐在員の方はまた別の悩みを抱えていると思うので、皆これからの人生における悩みの一つや二つはあると思います。
今日は海外在住の”現地社員×国際結婚×子持ち”という条件に加えて、ある年齢に差し掛かっている男性の今後の方針についての悩みをお伝えします。
1. 専門職とゼネラリスト
チリで生きていくなら専門性をつけ、スペシャリストになることが大事です。経理部門であれば会計士の専門知識、エンジニアならその分野の専門知識などを兼ね備えているのが普通です。外国人であろうと、これらはチリにある大学や専門学校なんかで学んで、修了証明を取得していると良いでしょう。
日本の社会ではゼネラリストという言葉が存在しており、多くの企業には総合職という存在があるように思います。両国のやり方でメリット・デメリットがありますが、現時点でチリという国で生きているゼネラリストな自分にとって、日系企業以外通用しないであろうという不安があります。
2. ジョブホップと終身雇用
チリで生きていくならジョブホップできる能力とコンタクトを持っておくことが大事です。どちらかが欠けているとあまり良いジョブホップができないと思っています。
能力という意味では1で記載したように専門性に加えて、これまで行ってきた経験が測られます。ジョブホップをすることにより、今よりも良い労働条件やタイトルを獲得することが可能となります。
今まで勤めたチリの会社では日本のような昇進システムがないので、下手したらいつまでも同じ給料や同じ役職で働き続けることになります。会社が成長していけば昇格などもあるかもしれませんが、成長がないような会社であれば、ポストが空いた時にその穴を埋めるか、適任がいれば内部昇格となります。
マネージャークラスのポストが空いた時には社内で昇進させるよりも、外からそのポストにふさわしいキャリアを持っている人を連れてくるのが外資系です。
なのでチリに住んでいる自分が取るべき行動はまず専門性をつける、そしてキャリアアップのために転職を考えていくことが必要なはずです。
話によると少し前はジョブホップの文化といえど、5年ぐらい腰を据えて働いていたみたいですが、今の世代は2年ぐらいと忍耐力がない若者が多いようです。今の勤務先でも年齢層が高ければ高いほど在籍年数が長くなっています。長く同じ会社で過ごすという選択肢もあると思うのですが、僕は刺激を求めるタイプなのかもしれません。
しかし、実はここで悩ましいことがあり、それは自分の年齢でございます。来年2020年には30代半ばになってしまいます。終身雇用制度が一般的である日本でも転職に対する考え方が徐々に変わってきていると思いますが、やっぱりマインド的に転職は35歳まで!なんてバイアスが根強く残っています。35歳を超えてしまうとよっぽど能力が高くないと転職活動もうまくいかないんでしょうね。
要は自分の能力は十分じゃないという自己評価なんです笑。やばい。
3. グローバルとドメスティック
では日本に帰ったとして、支店を多く抱えている日本の企業で勤務すると国内の転勤が多いというイメージがあります。子供がいるとその辺も受け入れ難くなってきます。特にハーフの子供を持っているとただでさえ馴染みづらいであろう日本生活なのに、それに加えて転勤回数が多くなってくるとなると非行少年になっちゃいそうで心配です。
それに一旦、海外に出てしまうと少なからず物事に対する視野は広がっています。なので根っからのドメスティック企業というのも個人的には厳しいものがあるのかと思っています。
上記の3つの理由からこの先の方向性を決定することがすごく難しい状況となっています。
あまり人生設計をおこなわずに無鉄砲に海外へ出てしまうと戻れなくなる恐れがあることを共有したくて、この記事を書いてみました笑。僕はなんとかなる、なんとかしていくタイプですが、それでもやっぱり悩みます。
基本的に僕は海外へ出ることを推しますが、あまりにも僕のように何も考えない人がいらっしゃるようであれば、踏みとどまってゆっくり考えるきっかけとなればと思います。
それでは今日はこの辺りで。
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