『the drinks business』でチリのカルメネール「トップ10」が発表されました。
カルメネールと言えば、今やチリを代表する品種となっています。現在のカルメネールの作付面積は1万ヘクタールに上ります。このカルメネールという品種のチリにおける作付量は、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローに続くボリュームです。
カルメネールの品種を使うと、肉付きがよくて柔らかく、スパイシーな赤ワインができます。グリーン・ペッパーの香りが感じる、個性的でおいしいワインが特徴的です。過去には、仏・ボルドーのメドックで栽培されていたけど、フィロキセラで壊滅的になったのは有名な話ですね。
カベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フラン、メルローなどとブレンドされることがよくあります。最近では、畑でのブドウの管理方法がより良く理解され、チリの単一品種のカルメネールがおいしくなってきています。
今回、『the drinks business』で紹介されているワインは、チリを代表する 28 の生産者から選ばれたもの。チリワインの国際流通を促進する機関『Wines of Chile』は、試飲用のワインを各ワイナリー2つまで提出するように依頼しました。これらサンプルは、2022 年8月にブラインドで評価されています。
それでは早速、チリワインのカルメネール「トップ10」を見ていきましょう!
Contents
Vik 『La Piu Belle 2020』
スコア:97
品種:カルメネール 68%、カベルネ・ソーヴィニヨン 23%、カベルネ・フラン 9%
生産地:カチャポアル・ヴァレー
アルコール度数:14.0%
View this post on Instagram
Maquis 『Lien 2018』
スコア:94
品種:カベルネ・フラン 60%、カルメネール 29%、カベルネ・ソーヴィニヨン 11%
生産地:コルチャグア・ヴァレー
アルコール度数:14.1%
View this post on Instagram
(写真は 2017 年ヴィンテージ)
Montgras 『Antu 2020』
スコア:94
品種:カルメネール 100%
生産地:コルチャグア・ヴァレー(ペウモ)
アルコール度数:14.0%
View this post on Instagram
Château Los Boldos 『Grande Réserve 2021』
スコア:93
品種:カルメネール 100%
生産地:カチャポアル・ヴァレー(アンデス)
アルコール度数:14.0%
View this post on Instagram
(写真はヴィンテージ 2019 年)
Sutil 『Acrux 2019』
スコア:93
品種:カルメネール 38%、カベルネ・ソーヴィニヨン 25%、カベルネ・フラン 12%、メルロー 10%、マルベック 10%、プティ・ヴェルド 5%
生産地:コルチャグア・ヴァレー
アルコール度数:14.0%
View this post on Instagram
Terranoble 『Carmenere Andes CA1 2019』
スコア:93
品種:カルメネール 100%
生産地:コルチャグア・ヴァレー(アンデス)
アルコール度数:15%
View this post on Instagram
2018 年ヴィンテージですが、楽天でお買い求めいただけます!
Santa Rita 『Floresta 2020』
スコア:92
品種:カルメネール 100%
生産地:アパルタ
アルコール度数:13.8%
View this post on Instagram
(写真は 2018 年ヴィンテージ)
Terranoble 『Carmenere Costa CA2 2020』
スコア:92
品種:カルメネール 100%
生産地:コルチャグア・ヴァレー(コスタ)
アルコール度数:15.0%
View this post on Instagram
2019 年ヴィンテージですが、楽天でお買い求めいただけます!
Emiliana 『57 Rocas 2019』
スコア:91
品種:カルメネール 100%
生産地:コルチャグア・ヴァレー
アルコール度数:14.0%
View this post on Instagram
Oveja Negra 『Gran Reserva 2020』
スコア:88
品種:カベルネ・フラン 60%、カルメネール 40%
生産地:マウレ・ヴァレー
アルコール度数:13.5%
View this post on Instagram
以上となります!
それぞれのワインの産地情報を記載いたしましたが、土地勘のない方もいらっしゃると思います。そういう方のために【チリワイン完全マップ】を作成しました。ぜひそちらもご覧ください!