Casas del Bosque、Bættig氏を醸造アドバイザーに
カサブランカ・ヴァレーにある創業30周年を迎えたカサス・デル・ボスケ(Casas del Bosque)が人員の増強を続けている。
2024年8月には、20年以上チリワインの輸出部門でキャリアを積んできたパトリシオ・トレス(Patricio Torres)氏が同社の最高経営責任者(CEO)として就任した。
さらに同ワイナリーは、チリ国内で高く評価されているワイン醸造家のフランシスコ・べティッグ(Francisco Baettig)氏を醸造アドバイザーとして新たに迎え入れた。
醸造家べティッグ氏の功績
べティッグ氏は、アコンカグア・ヴァレーにあるエラスリス(Viña Errazuriz)の醸造家としてプレミアムワインを手がけ、その名を馳せた。
カベルネ・ソーヴィニヨン主体の『ドン・マキシミリアーノ(Don Maximiliano)』と『チャドウィック(Chadwick)』、カルメネールの『カイ(Kai)』、ブレンドの『セーニャ(Seña)』が挙げられる。
これらのプレミアムワインは、2004年1月にエドゥアルド・チャドウィック氏が主催し20年間続いている「ベルリン・テイスティング」の主役となった。
さらに、アコンカグア・ヴァレーの沿岸部で生産されるワインライン『ピサーラス(Pizarras)』の醸造も手がけた。
最近では、マジェコ・ヴァレーにブドウ畑を持つ自身のプロジェクト『ヴィーノス・べティッグ(Vinos Baettig)』に力を注いでいる。
Vinos Baettig: https://vinosbaettig.cl/
醸造家べティッグ氏の受賞歴
べティッグ氏はチリ大学出身の農学技師であり、ボルドー大学醸造学部で修士号を取得している。
2016年にはワイン・エンスージアスト(Wine Enthusiast)誌により、「世界最高の醸造家」の一人に選ばれた。
2018年にはティム・アトキン(Tim Atkin)氏により「2018年の醸造家」に選出された。
まとめ
カサス・デル・ボスケ(Casas del Bosque)に醸造家べティッグ氏がアドバイザーとして参画します。彼のピノ・ノワール『ロス・パリエンテス(Los Parientes)』に惚れてしまったので、Casas del Bosqueのワインもさらに美味しくなることが期待されます。
Casas del Bosqueが造る白ワインがチリ在住の日本人の中でも大人気です。
Casas del Bosqueが手がけるワインのシリーズは以下6種類。
- プライベート・リザーブ(Private Reserve)
- ペケーニャス(Pequeñas)
- グラン・レセルバ(Gran Reserva)
- ボタニック・シリーズ(Botanic Series)
- レセルバ(Reserva)
- エスプマンテ(Espumante)
2023年には、米国の人気歌手アリシア・キーズがワイナリーに訪問していたとのこと。
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参考文献
- Casas del Bosque: https://tinyurl.com/224g9jcm